ゴーン被告人 新幹線で逃亡
2020年1月8日(水)
逮捕されても起訴されても、推定無罪というのは誰しも否定できない司法の原則です。したがって、人権は最大限尊重されなければなりませんが、一般の自由人と全く同じということにはなりません。その線引きは非常に難しいと思いますが、ゴーン逃亡事件を見ると、現状以上の人権の制約はやむを得ないと思わざるを得ません。
7日の朝日新聞です。
新幹線で大阪へ行ったということです。ゴーン被告って特徴のある顔立ちで、バレるリスクは高いと思いますが、大胆であります。しかし、どんなにリスクがあろうが逃げたかったのであります。
今日の夜(日本時間)、ゴーン氏は記者会見をするということです。どんな身勝手な言い分をするか、私ゃ楽しみで夜も眠れませんです、というような気持です。
報道によれば、日本政府高官の名前も出るとかと言われており、私ゃ楽しみで昼寝もできませんです、というような気持であります。
ゴーン氏は、クーデターだと言っていると報道されています。クーデターがあったかどうかは事件の核心ではありません。特別背任なのか、有価証券不実記載なのか、ゴーン氏は証拠を示して反論することはできますまい。それができるのなら、クーデター云々と言い方はしませんですから、と思います。
TV報道はゴーン一色の感がいたします。
相変わらず、ゴーン逃亡事件を日本の司法制度に絡めたコメントをする評論家がいます。朝日TVのレギュラーコメンテーターのT氏でありますが、中国社会で逮捕されその人物が逃亡したからと言って極悪人と言えるか?なんて趣旨のことを言っていました。中国という共産党の一党独裁社会と曲がりなりにも民主主義社会の日本を同列に比較することはナンセンスであります。
長年ゴーン氏を取材していたジャーナリストのI氏が言っていましたが、ゴーン氏って、他者を犠牲にしてのし上がった人物だと言うのであります。ゴーン氏は「必達目標」を掲げるのがお得意でありました。自らにも課していたのでありますが、達成されないと部下のせいにしたのであります。卑怯というのがピッタリのお人でありますなぁ。
ヤメ検弁護士のT氏が、痛烈なことを言っていました。トルコでは逮捕者が出た訳でありますが、他人を犯罪人にしてでも身勝手なことをする人物だと言うのです。→こりゃ、どんなことをもってしても正当化できないでしょ!
まっことの、お二人の主張であります。このことで分かることは、今夜のゴーン氏の弁明は身勝手極まりないということが想像できます。私ゃ、楽しみで、終日寝られません、という気持ちであります。
(追記)
ゴーン氏の妻に逮捕状が出ました。TVで評論家が言っていましたが、資産が凍結されるんだそうであります。その評論家は、いずれゴーン夫妻は干上がるだろうと言っていました。→なかなか、そんなやわなゴーン氏ではありませんですよ。ダーティマネーはいくらでも持っているお方であります、と思います。