坂本龍一さんの「世界市民」
2020年12月30日(水)
私ゃ、嬉しくなったんですよぉ!音楽家の坂本龍一さんが「世界市民」という言葉を使っているのを見たからなんです。
11日の朝日新聞です。
「核といのちを考える」シリーズで歌手の元ちとせさんが、訴えています。
元さんは、2005年8月6日、原爆ドーム前で、坂本龍一さんのピアノ伴奏で、反戦歌「死んだ女の子」を歌いました。
元さんは言います。「私にできることは歌い続けることだけです。一人でも二人でも、『この人はどうしてこんな歌を歌っているのだろう』と思ってもらうことで、平和や核の問題を考えるきっかけを増やしていきたいと思います」。
この記事を読んでいただきたいのですが、坂本さんは、「世界市民」という言葉を使っています。
私もこれまでブログで「世界市民」という言葉を使っています。
↓
グローバル資本主義 vs 世界市民
2016年8月15日(月)
グローバル資本が、世界の人びとから収奪しているというのが現今の世界情勢だと思います。(根拠を明確に示せなどと、私に知的格闘を挑まないでください。私ゃ、十分用意できていませんので。)
グローバル資本の特徴は、世界をまたにかけて、利益を上げる最適地で活動を行うことができるということです。つまり、彼らには国境はありません。
一方、人びとは、生まれる場所を選ぶことも、親を選ぶこともできません。その人に最適地で生まれるという選択はできないのです。国というしがらみも当然にあります。
このグローバル資本に対決するためには、人びとは国境を越えて連帯するしか方法はありません。
長崎平和宣言&世界市民
2019年8月14日(水)
8月9日は、長崎に原爆が落とされた日。というか「非」であります。
田上市長の平和宣言であります。
私が注目したのは、「世界の市民社会・・」というwordです。
私は、よくも分からずに「世界市民」という言葉を使っていました。同じような意味合いと勝手に解釈いたしました。
https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/744a432144f7975eee4b599dfe9f36eb
問題は、共通の価値観は何かということです。
勿論、核兵器禁止ということがあります。具体的には、核兵器禁止条約への署名・批准を求めることです。
他に、環境問題とか、グローバル資本への対抗、格差と貧困の問題等があると思いますが、私としてどうしても付け加えたいのは、これ以上の経済成長は求めないということがあります。
地球という資源を消費して経済成長を遂げているのですから、地球を長らえるためには、資源を使わなくするようにする必要があります。かと言って、縄文時代どころか江戸時代に戻る訳にも参りませんので、少なくとも立ち止まる必要があると思います。
ただ、発展途上国に「立ち止まって」と言うのは、先進国のエゴと思いますので、先進国並みの経済になるまでは、止むを得ないものと思います。
世界市民のみなさん!立ち止まって考えましょう。
あっ!「人間生を選択することはできない」というのを世界市民の哲学にしたいです。
こちらは、安倍首相のあいさつであります。
核兵器禁止条約に背を向けている安倍氏は、当然のことながら世界市民の一員ではありません。
(2019年8月18日、追記)
5月1日、国連本部で発言したものです。
広辞苑によると、「世界市民」は、
cosmopolitanイギリス・weltbrügerドイツ)世界国家または世界共同体の成員。ストア学派およびキリスト教的社会観から由来し、近代ではカントが永久平和の前提として構想。世界公民。
とあります。何が何だか分りません。(笑)
私は、坂本さんが使っている「世界市民」と私が使っている「世界市民」も同じ意味合いだと勝手に解釈しているのであります。(ハハハッ)