団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

広島交響楽団演奏会中止

2020-03-04 06:03:57 | 音楽

広島交響楽団演奏会中止

2020年3月4日(水)

 広島交響楽団が3月の演奏会を中止しました。

 3日の朝日新聞です。

 

 3月に予定されていた演奏会3回全て中止であります。

 その中の一つは、7日に広島におけるこの演奏会です。

 ブラームスの1番は聴いてみたかったのですが、私は「自主的」に自粛したのであります。

 ブログに書きました。

      ↓

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/d71a51270608736a9ca4fbb4efe5f181

 

 中止になると、余計聴いてみたくなるものですなぁ。(笑)

 まぁ、死ぬまでにあと一回は聴くチャンスはあるでしょう。そのためにも、corona対策を行って、「コロッ」と・・。コロナでコロッと逝くことを「ころなる」と言うことにいたしましょう。ころならないようにしましょう。(笑)

 

 広響は、3月には東京で2回の演奏会を予定していたんですね。この中止痛手です。アルゲリッチを呼んでいましたので、そうそうできる演奏会ではありませんので。

 

 

 次は、2015年にアルゲリッチの演奏を聴いた時のブログの一部です。

 

2015「平和の夕べ」コンサート

2015年9月22日(火)

 アルゲリッチを迎えての、今年の広響のコンサートです。後日新聞で知ったことですが、彼女は広島へは6度目ということでした。ただ、私の知る限り演奏は初めてです。8月5日の演奏会で、チケットの発売は6月7日。プレイガイドに並んだのですが、僅か30枚しかその店の割り当てがありませんでした。しかも、通常ではA席のところS席なんです。泣く泣く3枚ゲットしました。(wifeと楽友のwife分も含めてです。)もっとも、11日に同じプログラムで東京のサントリーホールでの演奏会はS席が15,000円でしたので、「3倍取るホール」に名前を変えた方が良いと思ったのですが、よく考えると広島での演奏会が相場より安いのですね。

 

 

 2015年8月5日、広島文化学園HBGホール。

 ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番でしたが、この曲はベートーヴェンにしては長い前奏があります。ピアノの出だしも力を抜いたもので、軽やかに始まります。数小節聞いてアルゲリッチのタッチに躍動的を感じました。一番の聴きどころと私が思ったのは、1楽章の344小節目(楽友から教えてもらいました。)のfffです。いきなり甲高い音で「カーン」と響くのです。そしてそれに対比するように、その直前の3度繰り返されるメロディが実に柔らかな音なんです。私はその部分を聴いて、一瞬思考停止してしまいました。(一体この柔らかな音はどこから来ているのだろう・・。)アルゲリッチはこの部分を弾いた時微笑みました。8月11日のサントリーホールの演奏会はTVで放送されたのですが、ここでもやはり微笑んでいました。私には、「どう、このような柔らかな音は私しか弾く事はできないでしょう。」と言っているように思われました。曲全体としては、若きベートーヴェンの瑞々しい感性を感じるものでした。

 

 最後に、広島交響楽団音楽総監督の下野竜也マエストロのメッセージです。

 

広島交響楽団のファンの皆様、音楽ファンの皆様へ

  いつも広響を応援して下さりありがとうございます。
 多くのお客様が楽しみにしていらっしゃった演奏会を中止する事にしました。
 皆さまのご理解と関係各位の皆さまのご差配に感謝申し上げます。
 中止するという判断が正しかったのか、正直、今の私にはわかりません。ただ、言えます事は中止する事によりお客様のご健康、楽団員の健康を守る事が少しでも出来ると医療の素人ではありますが信じております。
 音楽を奏でる事、それを聴いて頂き、喜んで頂く事が私達音楽家の喜びであり、責務、そして誇りでもあります。
 しかしながら、音楽家である前に、今のこの非常事態に何をすべきなのかを考えますと、その音楽を奏でる事をやめ、来るべき機会に向け健康でいる事、社会の構成員として出来る事をしていくべきだと考えます。
 今こうしている中も、危険と隣り合わせで従事されている医療関係者、生活ラインを守る為に休まずお仕事に従事していらっしゃる方も多勢いらっしゃると思います。
 そして、ご高齢の方々・障害をお持ちの方々・子供たちを守る事も健康である者の責務かと思います。私個人としても出来得る事をしようと思います。

事態が収束しましたら、皆さまと共に音楽の喜びを分かち合いましょう。

 皆さま、どうぞ健康でいらして下さい。私達も健康に留意し、その日まで楽団員、職員一丸となって準備を進めて行きたいと思います。

 事態の収束を願うと共に、皆さまとの再会を楽しみにしております。

 令和2年3月2日

 広島交響楽団音楽総監督 
  下野竜也

  

 下野マエストロは、「中止するという判断が正しかったのか、正直、今の私にはわかりません。」と率直に言っておられます。安倍首相にはこの「率直」が欠けていますです。「嘘、誤魔化し、はぐらかし」はお上手です。(ハハハッ)

 

 

 

 

 


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