場外乱闘
2017年12月6日(水)
相撲界で、「場外乱闘」が続いております。日馬富士の暴行事件の背景には、貴乃花親方とモンゴル出身力士の確執があるようであります。貴乃花親方は相撲道ということを言うそうです。私の解釈では「品格」を持つことだと考えていますが、実際には品格がなくても強い者が横綱になるのであります。そして、品格が感じられない偉そうなことを言ったりやったりするのであります。
私は、相撲界の最大の問題は、世間の常識と相撲界の常識が乖離しているところにあるような気がします。以前にも書きましたが、横綱が絶対なのであります。横綱だからといって、品格があるって訳ではないでしょ!白鵬をみれば良く分かります。しかし、横綱が絶対なのであります。このことの改革を行わなければ、「不祥事」の根絶はできないと思います。
日馬富士は自ら引退しましたが、相撲協会はどのような処分を行うのでしょうか?「引退」をもって責任をとったのだからという理由で、処分を行わないようであれば、それは世間の常識と大きくかけ離れたことになります。相撲会の常識で育ったような人が理事多数を占める理事会の改革も必要でしょう。
一方、国会ですが、こちらの方は、「場内乱闘」でありますが、政権側の「クリンチ」が目立ちます。まともな、「乱闘」になっていません。
森友問題で、「金額の話は出たが、予定価格ではないので、価格交渉ではない」という趣旨の答弁を行いました。今度の財務省理財局長は、前理財局長以上の「強者」でありますな。そりゃ、出世というニンジンを顔の前にぶら下げてられておりますから、「忖度」にかけて何でも言いますですわ。国会という国権の最高機関が、不条理の場となっております。
まぁ、これでことが済むと多くの自民党の議員は思っちゃうでしょうね。どうせ選挙は2年後という思いも手伝って、好き勝手放題をしますです。ときどき、「失言」となってあだ花が咲きますが、「撤回」しますの一言で済んじゃうんですから、気軽なもんです。私なんかは、腹黒いものですから、失言で目先をそらしているのではないかとさえ思っています。資本のために国を動かしていることがバレないように、時々「失言」でけむに巻くってことですね。
先の相撲界のいざこざは、安倍内閣にとって格好の材料です。TVのワイドショーは相撲一色で、森友・加計が飛んでしまっていますから。
相撲界のトップが白鵬であることは誰しも疑問がないでしょう。政界のトップは誰か?安倍晋三内閣総理大臣閣下が一応トップと言ってよいと思います。「一応」と言ったのは、小選挙区制度で虚構の多数の上に内閣が成り立っているからで、白鵬と違って本当の実力で成り立ったものではないからです。しかし、このお二人に共通点があります。いずれも、品格を感じませんですな。
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