西部地区吹奏楽連盟の会議にでかけた。
事務局の一員でありながら公務を理由に欠席させてもらうことの多い会だが、川越高校という近場で開催されるときぐらいでかけないとクビになってしまう。
会をしきるのが川越市の演奏会でもお世話になる本田先生と、昨年全国大会に出られた西部の若きエース中畑先生である。代替わりは自然とすすむものだと思う。
なかなか若い世代が出てこないよね的な発言をされる先生も吹連にはいらっしゃるが、言ってるその方が居座りさえしなければ、いくらでも若い人はいるのだ。そんなことを口に出せる機会はないけど。
西部地区研究発表会の準備の作業をし、当日のこと、今後のことなどを確認した。
写真撮影は一切禁止を徹底することが確認できたのはよかったと思う。
録音・録画も禁止しましょうと提案したが、自分の団体にかぎり後ろの席から撮っていいことは維持された。
機会があればまた言おうとは思うけど、なかなか一息にはね。
来場される親御さんも、幼稚園や小学校の発表会の感覚でいらっしゃるから、客席でふつうにビデオをとり、ふつうにフラッシュをたこうとする。
「すいません、撮影禁止なんです」と会場係を仰せつかったときはお願いしてまわるけど、「なんで?」と言われるのも仕方ないのだ。
そういう文化を生きてこられたのだから。
でも、自分の前の席に座ってる方がビデオを撮ってらしたら、ふつうに考えれば気が散る。
映画館でさえ、あれだけ携帯の電源をきろう、液晶見るのもだめと言ってるのだから、やっぱ演奏会はだめでいいんじゃないかな。
ていうか、そういうことを啓蒙するのも、こういう分野の部活動の顧問としての仕事だと思う。
むちゃくちゃ大きい言い方になるかもしれないが、文化の担い手としての矜恃がなかったら、ほんとは顧問やっちゃいけないんじゃないかな。
ライブは一回こっきり。記録するためにあるのではなく、演奏する側も、観る側も力をあわせて感動するためにある。
その啓蒙ができないまま、生徒の私語だけをなくそうとするのも、実は難しいのだ。