予餞会では、「糸」「3月9日」の他に「サンキュー。」も歌おうと当初考えてた。
学年での最初の練習を開始してすぐ、これはやめておこうと学年主任判断を下し、瞬時に全員の賛同を得たので潔く撤退することになった。
だから、大原櫻子「サンキュー。」は抽選会のBGMで使うことにした。
一曲ではさびしいので、ウソツキ「新木場発、銀河鉄道」、コアラモード「七色シンフォニー」、99RadioService「YOUTHFUL」と明るいラインナップをつくり、ちょっと卒業ぽいせつなさを家入レオ「little blue」で加えてみた。
それにしても家入レオさんの新しいアルバム「20」は、イメージしてきたのと次元が違う。
こんなすごい歌い手さんだったのかと驚いた。「若いし、頑張ってるよね」と思いながら、ラジオから流れる曲を聴くだけだったけど、これはちゃんと買って聴き続けている。
自分と聴く人との距離感を意識しているというか、歌う自分を俯瞰できているというか。
伝える自分と伝えたい相手が想定されてるように感じるのだ。
これだと、聴いた人は皆、アラフィフのおじさんまで含め、自分のために歌ってくれてると思ってしまう。
彼女の気持ちを理解できるのはオレだけかもしれない、レオちゃんとあたしは本当に心がつながっている … 、って何万人もに思わせることのできる歌い手さんになったみたいだ。