学年末試験二日目は、おだやかな一日。試験明けからてんてこまいになるはずだから、のんびりしようという気持ちと、少しでもやることをやっておこうという気持ちがいったりきたりで、とりあえず机周りの整理をする。
しばらく授業も講習もないので、部活系のものを手近なところにおき、試験問題作成グッズなどは奥においやる。
先日の埼玉県の入試問題で、武田綾之さんの「白線と一歩」から出題とあった。
高校の放送部が舞台の小説だ。明らかに見覚えがあり、調べてみると昨春の雑誌「小説現代」に掲載された作品だった。
自分も、あれこれ探している時期だった。
そんな時期に「青春部活小説特集号」とのタイトルを目にしたから、速攻で購入し、舌なめずりしながらいくつか読み、これも候補の一つにしていた。県立の先生も、考えることは同じか。
今一つ設問が作りきれなかったので使わなかったけど、埼玉県はいい感じの問題がつくられている。
それにしても、中学や高校を舞台にした小説を、毎年よく見つけてくるものだ。
ちなみに本代は経費でおちるのだろうか。ちなみにうちはだめ。
だから自分が読みたい本中心で探し、今年は奥田亜希子さん『ファミリー・レス』から作らせていただいた