ムーサ序曲(初演)曲名はギリシャ神話の音楽を司るムーサ――ミューズ(Muse)とも呼ぶ――四人の女神に由来する(ラブライブではない!!)。
曲中に4回演奏されるソロパートにそれぞれこの女神たちの名前を充てた。
まず冒頭のトランペットソロ。これには主題の提示という意味もかねてアルケー(始源)の名前を充て、もう一つの主題を提示するピッコロソロには軽やかに歌い上げてほしいとの願いを込めて、アオイデー(Aoide)の名前を充てた。
続いてテンポを落としたホルンソロには旋律を昇華させ、聴く者を魅せて欲しいと願ってテルクシノエー(Thelxinoe)の名前を充て、その直後に続くアルトサックスソロには冒頭のトランペットソロを次へと成長させる提示の意味でメレテー(Melete)の名前を充てた。
今後の川越東吹奏楽部がますます音楽の女神に愛される吹奏楽団になっていくことを願って、この曲名にした。(作曲者)