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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

4月8日

2017年04月08日 | 日々のあれこれ

 

 4月8日。2、3年生の始業式があり、そのあと新クラス発表があった。
 1学年に移った担任の先生の代わりにホームルームにいき、配りものをして、じゃ移動しよう! と声をかける。
 一年生のようにシーンとしてるわけでもなく、共学校のようにきゃーきゃーいうのでもなく(推測)、しかし少しの緊張と高揚感をはらむ喧噪のなかに身を置いていると、自分のクラスがあるっていいなあと少しうらやましくなった。
 一年生はクラス写真を撮っていた。1年だけ早く授業をスタートし、一段落してから行う企画だが、例年とちがって、今年はまさに満開の桜の下で撮れていた。
 上から見ると、グランドの新しい緑と桜のコントラストが、それは美しい。学校周辺が舗装もされていなかった入社当初とは隔世の感がある。
 午後、和国さんの定演にいく部員を駅までおくり、自分も出かけて「三つのジャポニズム」を聞いて巨大な戦力を羨み、いやうちだってもっとやれるはずだ頑張ろうと決意し、夕方は保護者会役員さんの懇親会に出かけた。
 卒業されたあとも、ぜひ演奏会や文化祭に遊びにきてほしいとの思いで、心をこめて「ありがとう」を歌わせていただいた。お気に入りのBm7♭5のコードを押さえ損ねたのが悔やまれる。
 ありがとうございました!

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大合格

2017年04月08日 | 学年だよりなど

 

  学年だより「大合格」


 進級おめでとう! 残された高校生活を、貪欲に意義深いものにしていこう!!
 3年の授業では、センター試験形式の演習の時間が増える。
 問題を解く、答え合わせをする、合っていたかどうかに一喜一憂する。
 まだまだ実力が足りないと反省し、自分でも問題を解き、答え合わせをしていく。
 こうして、たくさんの過去問を解いているとき、「自分は努力している!」と考えがちだ。
 しかしそれは、結果をもたらさない「空しい努力」に終わる場合も多い。
 何らかの物事に取り組み、思わしくない結果になったとする。
 まったく同じやり方で、前回よりも頑張ってもう一度やってみる。
 この行為は一般的には「努力」と称される。
 二回目はよい結果がでることもある。理に適った方法で行われていて、足りないのはメンタルや集中力であった場合だ。
 二回目もうまくいかないことも、当然ある。むしろ、その方が多いかもしれない。
 うまくいかなかった原因をさぐり、修正されていないからだ。
 修正しないまま、同じやり方を繰り返している場合、一見努力しているように見えるのだが、実は身になっていないどころか、悪いやり方の強化につながることになる。
 センター試験の現代文などはその典型で、「努力」することによって、だめな読み方がどんどん身についていく。
 へんな投げ方や蹴り方、へんな書き方、吹き方を、練習でより強化してしまう無意味さを考えると、イメージしやすいのではないだろうか。
 「努力」以上に必要なのは「工夫」だ。


 ~ 受験にしろ恋愛にしろ、目標に到達するには、「戦略」が大事だ。同時に、自分の意志で「選択」する、という覚悟も大事。
 高い目標を掲げて、そのために必要な戦略を練り、自分で選び、ひたすら努力する――これこそが、あらゆる悩みを解決するための唯一無二のロジックであり、社会人に求められる、つまり、これからの長い人生にこそ、求められることなんだ。
 目先の「合格」はもちろん、大事。
 でも、人生は、「合格」だけがゴールじゃないよね。
 学校にしろ、進路にしろ、就職にしろ、恋人や結婚相手にしろ、自分で考えて、決めて、納得することこそが、幸せな人生に欠かせないことなんだ。
 常に大きな目標に向かって進んでいく。その姿勢こそが、まさに「大合格」なんだよ。 (中田敦彦『大合格』KADOKAWA) ~


 「やみくもに」やるのではなく、「戦略」が必要だ。

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