水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

このごろ

2020年09月30日 | 日々のあれこれ
 A部門に出ていたバンドがB部門に出た年にいい成績をとることは多いけど、それが長続きする例は少ないと盟友S氏は言う。
 たしかにそう思うし、その原因もわかってるつもりでいた。
 吹奏楽連盟のお達しで、来年A部での出場することになり、課題曲を練習しはじめてみて感じたことがある。
 何部門に出るかは関係なく、課題曲は練習した方がいい。
 何十年も顧問やってて今ごろ気付いたのかと思われるだろうが。
 高校に入ってから楽器を始めたメンバーが多いバンドは、とくにそうなのかもしれない。
 初心者向け合奏練習として「はじめての吹奏楽」や「合奏の種」を用いる。
 よくできた曲集だ。こういう本がなかった頃はどうしてたのだろう。
 実は「3D」や「ネムバンドメソッド」だけでは、初心者組のモチベーションがあがらない。
 基礎合奏のエチュードは、ある程度上手になってはじめてその価値がわかる。
 スポーツで、ゲーム的な動きができるようになってはじめて、「フィジカルやらなきゃ」と心から思えるようになるのと同じかな。
 上手な学校さんほど、「基礎合奏」がぶあつい。
 初心者組に必要なのは、美しいサウンドとかブレンド感とか言う前に、まずしっかり鳴らすこと。
 「まずは健康的に楽器を鳴らす」のが大事という、畏友K氏に言葉が頭にうかぶ。
 秋のイベントがのきなみなくなって、時間的な余裕がある。
 この時期から、コンクールで演奏する課題曲を練習できる。
 週三くらいで「楽典」の時間もつくっている。
 経験者組も、聞いてみると知識面は意外にあやふやだったりする。
 本番の演奏が一番力をつけるのは間違いないとは思うが、現時点では、いい練習ができている感じがする。
コメント (1)
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