折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

もののあはれは秋こそまされと人ごとに言ふめれど…

2007年10月22日 23時41分23秒 | 寒露
            □ ジュビリー・セレブレイション(ER)の開花です。

◇ 昨日の朝、そして今朝、ひんやりとした空気に秋の深まりを感じました。
  画像はありませんが、庭の「ハナミズキ」の幼木が、一人前に紅葉しています。
  そして自分だけの秋を確かめるかのように、じわりと薔薇の花が咲いています。
  今朝はジュビリー・セレブレイション(ER)、確かこの秋最初の花のはずです。

          
        □ イングリッシュローズ唯一のサーモンピンクの色彩に惹かれて。
          蕾がたくさん控えているんですよ。

◇ 当たり前のことですが、9月くらいまでの暑い時季に咲いていたのとは、
  比べ物にならないほどの花もちのよさです。
  土曜、日曜と、かなり強風の時間帯がありましたが、ハラハラと散り行く花は
  一つもありませんでした。

         
       □ アイスバーグ(FL) 真白き富士の嶺、あくまで純粋な敬虔な白

         
       □ グラミス・キャッスル(ER) 白い花に濃厚さ(?)が加わりました。

          
       □ ウィンチェスター・キャシードラル(ER) ややあっさりとしたホワイト。
         我が道を行くような薔薇。風に吹かれて♪

◇ 咲いては散り、また咲いては散り、少しずつ変わり行く薔薇の姿。
  こちらが咲けば、負けじとあちらも、でもどの薔薇も春とは違って、ほんにゆったりと。

          
            □ アブラハム・ダービー(ER) ピアノ、ピアーノ!

          
    □ フローランス・ドゥラートル(FL) 紫陽花の葉っぱの上で咲いています。

◇ 春とは違って小振りでも、その分濃い色合いが多いようで、その分だけ
  暑い夏を越してきた「たくましさ」さえ感じます。

          
         □ エグランタイン(ER) 咲き続けながら次第に大きくなります。

          
                    □ ヘリテージ(ER)の蕾

          
                    □ シャルロット(ER)の蕾

◇ 二日連続、最低気温が10℃を切った朝。
  仕事始めに先立って、ラジオ体操をしています。
  私は一人、いつも桜の大木の前で、大きく腕を伸ばして背伸びの運動から~♪
  強風の影響で、まるで桜の枯葉の洪水を踏みしめて・・・。
  葉っぱは違うのに、こんな短歌を思い出していました。


(una poesia di oggi)
  
  おりたちて今朝の寒さを驚きぬ 露しとしとと柿の落ち葉深く  伊藤左千夫
                                       (1864-1913)

   ※ 「驚きぬ」以外は、すべて「自分」のまわりの自然(現象)をありのまま、
     淡々と表現しているだけ。
     写実派の歌は、万葉人のそれと千年以上の時を経て、確実につながっている
     ようにさえ感じます。
     内気は私(!?)は、このような素朴な歌も好きです。
     でも言葉による表現の技巧も多様性も好きですから、新古今集の深山のような、
     どこまでも入り込める世界にあこがれてしまいます。

                   
                     □ 香りの薔薇 コントゥ・ドゥ・シャンボール(OD)
                       少しずつ、花びらの形が変化していきます。

コメント (8)
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