□ 三つ一緒に咲いた夕顔、夏の終わり…。
◇ 十月になりました。
いつもの月初のように、私んちのカレンダーもちりばめてます。
私の一番好きな月、誕生月だから?
パット・オースチンのような落ち着いた存在感のある、
橙色で10月とあったら、もう最高です。
□ カレンダー「トスカーナ」は「サン・ジミニャーノ」の秋。
□ ほったらかしだった「甘木りんどう」
でも、ここには秋、十月が…。
◇ 次に好きなのは、4月。
これは、たとえばヘリテージのような、やわらかなピンクの色です。
□ 枝垂れ咲きの朝顔が、斑入りの葉とともに健在です。
◇ その次の6月は、単に6という数字が好きだから。
これは萌葱色がいいですね。
□ ローズマリーを背景に、西洋朝顔「ヘブンリーブルー」
◇ 旧暦では、ご存じのとおり、神無月(かんなづき)といいます。
大国主命(おおくにぬしのみこと)を始めとする八百万(やおろず)の神様が、
出雲大社(当の大国主命が祀られてます)のサミットで出払ってしまいますので、
出雲の国以外は神無月と呼ばれるんだそうな。
□ ゴッホ「種まく人」 左下に「神無月」の縦書きが…。
◇ で、当の出雲の国では「神在月」(かみありづき)だとか。
どうも眉唾ものと言ったら叱られますかね、このお話は…。
日本語には漢字の当て字がありますが、一方的で客観性に欠けるようで、
それが信心と言うものなら、部外者は黙り込むしかないですが…。
□ イングランドのノーザンプシャー
◇ 別の説、神の月。
私には、その神にささげる月に思えます。
つまり神嘗月(かんなめづき)とか醸成月(かみなんづき)と言われてるように、
新嘗祭の準備とか、新米で新酒を醸造する、その取り掛かりの月だというのが、
より一層いにしえ人の生活に密着した由緒ある話に思えます。
※ 神嘗祭…当年の新穀を大御饌(おおみけ)として、
伊勢の大御神(天照大神)に奉る伊勢神宮の祭儀。
※ 醸成月…新穀により酒を醸す月
□ ローマ
◇ 私の誕生月に免じて、こんな固いお話で始まって許して下さい。
ずっと、硬い話ですが…。
高校生の頃、あれだけ得意だった古文の丸暗記も、
この頃は字数の極端に少ないものしか覚えていません。
徒然草なら、第一段とか有名なこの第三十一段とか…。
□ こんなに朝顔が咲いているのに、
神無月の頃もあったものではありません。
◇ 第三十一段
雪のおもしろう降りたりし朝、人のがり言ふべき事ありて、
文をやるとて、雪のこと何とも言はざりし返事に、
この雪いかゞ見ると一筆のたまはせぬほどの、
ひがひがしからん人の仰せらるゝ事、聞き入るべきかは。
返す返す口をしき御心なりと言ひたりしこそ、をかしかりしか。
今は亡き人なれば、かばかりのことも忘れがたし。
□ ボッチチェリ「モーゼの試練」(バチカン美術館)
(現代語拙訳)
雪が趣深く降っていた朝に、ある方に言わなければならないことが
ありましたので、手紙にして送りました。
ただ、用件を書いただけで、雪のことは何の感想すら書きませんでした。
そうしましたら、その返事に、この雪についてどのような感慨を持たれるのか、
一言もおっしゃらないような、風流すら感じることのできない、
単なるひねくれ者のようなお方のご依頼事を聞き入れることなど、
到底できかねます。
いくら考えても残念としかいいようのないお心です、と書かれていたのは、
たいへん面白くもあり、趣のあることでした。
その方はもう故人となられたので、そんな些細なことも忘れられないでいます。
□ 徒然草とは何の関係もないローマの一日一日
香り高いカプチーノが飲みたいなあ。
◇ この徒然草の話は、旧暦十月にまつわるものとは関係ありません。
お花は、新暦十月一日の今日の朝と夕べの花達でした。
□ 西洋朝顔ヘブンリーブルーとペンタスのコラボは、
最初は思いもよりませんでした。
◇ BS2の映画「永遠のマリア・カラス」を横目でちらっと見ながらですから、
更新も何だか長いこと時間がかかります。
こんな歌が聞こえて来ました。
☆ プッチーニ(Giacomo Puccini 1858-1924)の
歌劇「ジャンニ・スキッキ(Gianni Schicchi 1918)」から
アリア「私のお父さん」(O mio babbino caro)
これは、フィレンツェが舞台の映画「眺めのいい部屋」に流れてました。
また、CMでもよく使われてますから、ご存じの方も多いでしょう。
☆ ビゼー(Georges Bizet 1838-75)の歌劇「カルメン」(Carmen 1875)から
「ハバネラ」(Chanson du “Habanera”)などが聞こえて来ます。
これも有名なアリアですね。
L'amour est enfant de Bohême,
Il n'a jamais, jamais connu de loi;
Si tu ne m'aimes pas, je t'aime,
Si je t'aime, prends garde à toi!
恋はジプシーの子よ
法も理窟もなしよ
すげなくする人に
あたしは焦がれる (堀内敬三訳詞)
□ ローマのサンタンジェロ城のカレンダーです。
歌劇「トスカ」の悲劇の幕引きの舞台でもあり、
マリア・カラスが一番輝いたオペラかもしれません。
映画「ローマの休日」で、この近くのテヴェレ川での
ダンスパーティーがあったように記憶しています。
散髪屋さん?にオードリー・ヘップバーンが誘われた…。
◇ マリア・カラス(Maria Callas 1923-77)
真紅の薔薇が、一番似合う永遠のソプラノ、永遠の歌姫だと私は思います
□ レオナルド・ダ・ヴィンチ(AT/CL)
真紅の薔薇が咲いていないので…。
向こうに涼しげな朝顔がぼんやりと見えます。
□ これも私の部屋のカレンダー「岩窟の聖母Ⅱ」部分
レオナルド・ダ・ヴィンチの助力作品?
◇ 十月になりました。
いつもの月初のように、私んちのカレンダーもちりばめてます。
私の一番好きな月、誕生月だから?
パット・オースチンのような落ち着いた存在感のある、
橙色で10月とあったら、もう最高です。
□ カレンダー「トスカーナ」は「サン・ジミニャーノ」の秋。
□ ほったらかしだった「甘木りんどう」
でも、ここには秋、十月が…。
◇ 次に好きなのは、4月。
これは、たとえばヘリテージのような、やわらかなピンクの色です。
□ 枝垂れ咲きの朝顔が、斑入りの葉とともに健在です。
◇ その次の6月は、単に6という数字が好きだから。
これは萌葱色がいいですね。
□ ローズマリーを背景に、西洋朝顔「ヘブンリーブルー」
◇ 旧暦では、ご存じのとおり、神無月(かんなづき)といいます。
大国主命(おおくにぬしのみこと)を始めとする八百万(やおろず)の神様が、
出雲大社(当の大国主命が祀られてます)のサミットで出払ってしまいますので、
出雲の国以外は神無月と呼ばれるんだそうな。
□ ゴッホ「種まく人」 左下に「神無月」の縦書きが…。
◇ で、当の出雲の国では「神在月」(かみありづき)だとか。
どうも眉唾ものと言ったら叱られますかね、このお話は…。
日本語には漢字の当て字がありますが、一方的で客観性に欠けるようで、
それが信心と言うものなら、部外者は黙り込むしかないですが…。
□ イングランドのノーザンプシャー
◇ 別の説、神の月。
私には、その神にささげる月に思えます。
つまり神嘗月(かんなめづき)とか醸成月(かみなんづき)と言われてるように、
新嘗祭の準備とか、新米で新酒を醸造する、その取り掛かりの月だというのが、
より一層いにしえ人の生活に密着した由緒ある話に思えます。
※ 神嘗祭…当年の新穀を大御饌(おおみけ)として、
伊勢の大御神(天照大神)に奉る伊勢神宮の祭儀。
※ 醸成月…新穀により酒を醸す月
□ ローマ
◇ 私の誕生月に免じて、こんな固いお話で始まって許して下さい。
ずっと、硬い話ですが…。
高校生の頃、あれだけ得意だった古文の丸暗記も、
この頃は字数の極端に少ないものしか覚えていません。
徒然草なら、第一段とか有名なこの第三十一段とか…。
□ こんなに朝顔が咲いているのに、
神無月の頃もあったものではありません。
◇ 第三十一段
雪のおもしろう降りたりし朝、人のがり言ふべき事ありて、
文をやるとて、雪のこと何とも言はざりし返事に、
この雪いかゞ見ると一筆のたまはせぬほどの、
ひがひがしからん人の仰せらるゝ事、聞き入るべきかは。
返す返す口をしき御心なりと言ひたりしこそ、をかしかりしか。
今は亡き人なれば、かばかりのことも忘れがたし。
□ ボッチチェリ「モーゼの試練」(バチカン美術館)
(現代語拙訳)
雪が趣深く降っていた朝に、ある方に言わなければならないことが
ありましたので、手紙にして送りました。
ただ、用件を書いただけで、雪のことは何の感想すら書きませんでした。
そうしましたら、その返事に、この雪についてどのような感慨を持たれるのか、
一言もおっしゃらないような、風流すら感じることのできない、
単なるひねくれ者のようなお方のご依頼事を聞き入れることなど、
到底できかねます。
いくら考えても残念としかいいようのないお心です、と書かれていたのは、
たいへん面白くもあり、趣のあることでした。
その方はもう故人となられたので、そんな些細なことも忘れられないでいます。
□ 徒然草とは何の関係もないローマの一日一日
香り高いカプチーノが飲みたいなあ。
◇ この徒然草の話は、旧暦十月にまつわるものとは関係ありません。
お花は、新暦十月一日の今日の朝と夕べの花達でした。
□ 西洋朝顔ヘブンリーブルーとペンタスのコラボは、
最初は思いもよりませんでした。
◇ BS2の映画「永遠のマリア・カラス」を横目でちらっと見ながらですから、
更新も何だか長いこと時間がかかります。
こんな歌が聞こえて来ました。
☆ プッチーニ(Giacomo Puccini 1858-1924)の
歌劇「ジャンニ・スキッキ(Gianni Schicchi 1918)」から
アリア「私のお父さん」(O mio babbino caro)
これは、フィレンツェが舞台の映画「眺めのいい部屋」に流れてました。
また、CMでもよく使われてますから、ご存じの方も多いでしょう。
☆ ビゼー(Georges Bizet 1838-75)の歌劇「カルメン」(Carmen 1875)から
「ハバネラ」(Chanson du “Habanera”)などが聞こえて来ます。
これも有名なアリアですね。
L'amour est enfant de Bohême,
Il n'a jamais, jamais connu de loi;
Si tu ne m'aimes pas, je t'aime,
Si je t'aime, prends garde à toi!
恋はジプシーの子よ
法も理窟もなしよ
すげなくする人に
あたしは焦がれる (堀内敬三訳詞)
□ ローマのサンタンジェロ城のカレンダーです。
歌劇「トスカ」の悲劇の幕引きの舞台でもあり、
マリア・カラスが一番輝いたオペラかもしれません。
映画「ローマの休日」で、この近くのテヴェレ川での
ダンスパーティーがあったように記憶しています。
散髪屋さん?にオードリー・ヘップバーンが誘われた…。
◇ マリア・カラス(Maria Callas 1923-77)
真紅の薔薇が、一番似合う永遠のソプラノ、永遠の歌姫だと私は思います
□ レオナルド・ダ・ヴィンチ(AT/CL)
真紅の薔薇が咲いていないので…。
向こうに涼しげな朝顔がぼんやりと見えます。
□ これも私の部屋のカレンダー「岩窟の聖母Ⅱ」部分
レオナルド・ダ・ヴィンチの助力作品?