折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

バラ、その後の一番花たち ~ その4 ~

2010年05月25日 22時29分22秒 | 小満
                                          □ レディ・エマ・ハミルトン 
                                   (Lady Emma Hamilton S 2005 D.Austin England)
                                     この蕾の向こうに広がるアプリコット・カラー。


◇ バラの咲く庭、朝の出勤前の午前7時前後の様子は、目にとても新鮮に映ることがあります。
  けさはアプリコット・カラーの彩りに心惹かれました。
  イングリッシュ・ローズの2品種、一つは鉢植え、もう一つは地植え、姿も印象も異なりますがいずれも同じ時期に庭にやって来た花。
  「バラ色の人生」はこんな色、穏やかで安らぎを与えられるような人生…とはならなくても、バラとの出会いが人生に文字どおり彩りを添えているようです。


               
                       □ 左は鉢植え、右は地植え。


                 
                         □ アンブリッジ・ローズ
                   (Ambridge Rose S 1990 D.Austin England)


               
                         □ まあるっこい柔らかさ。


               
                        □ このバラらしいカップ咲き。


               
                          □ ティー・クリッパー
                    (Tea Clipper S 2006 D.Austin England)


                
                 □ ガイドには「クォーター・ロゼット咲き」とありますが、
                       とても個性あふれる姿だと思います。
    
               
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バラ、一番花 №56 ~ シャルル・ドゥ・ミル ~

2010年05月25日 21時45分10秒 | 小満
                                          □ シャルル・ドゥ・ミル
                                      (Charles de Mills G before 1746)


◇ 日曜日の雨の中を静かに開花が始まったのは小輪のバラ、ガリカ系のオールド・ローズ、もう250年以上前から欧州で確認されているバラです。
  植物ですからうるさく咲く花なんてありはしないのですが、気にとめなかったら見落としてしまうくらいの花の姿、その静けさです。
  こじんまりとしたブッシュですから基本的には支柱を立てませんが、それにしてもすべてのシュートが雨で倒れかかり、地を這うような開花のさまです。
  こうした佇まいで緑の中にポツンと咲く姿、いつまでも傍で咲いてほしいと思わずにはいられない程の愛おしさを感じてしまいます。


                
                                         2010年5月24日
                      □ 雨に濡れた名残がありました。


               
                          □ とても小さい蕾です。
 
 
  
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バラ、その後の一番花たち ~ その3 ~

2010年05月25日 00時07分57秒 | 小満
                                                          2010年5月22日


                    


                    
                      □ 東側の通路を南へ抜けるとこんな感じです。


                
                 □ 途中、ジャック・カルティエ(P)のやわらかいピンク…。


                 
                □ シャルロット・オースチン(ER)のイエローに心和みます。 


◇ 土曜日の夕方から降り出した雨は、日曜日の終日やや強い降り方でおそらく月曜日の明け方まで降り続いたようです。
  こう言ったらバチ当たりかもしれませんが、恵みの雨の範疇をかなり越えていて、庭の花達はずいぶんダメージを受けたようです。
  それでもこうした試練を乗り越えて、バラたちも新しい蕾に命をつなぐリレーを続けて行くはずです。
  にぎやかだった、ここ数日の庭の様子を振り返ります。


                
                                         2010年5月22日
              □ オレンジ色のパット・オースチン(ER)がそろそろお仕舞い。
                フローランス・ドゥラートル(S)の開花が始まりました。


                
                                         2010年5月22日
                 □ ヤング・リシダス(ER)が一気に咲きあがりました。


                
                                         2010年5月22日
                   □ 南側の中心は、エグランタイン(ER)です。


               
                   □ そこは、クレマチスがほぼ満開状態でした。


               
                                         2010年5月22日
             □ カルディナル・リシュリュー(G)と遠くからやってきたフウロソウ。
               オールド・ローズが散ると、この光景はもう来年春まで見られません。


               
                                         2010年5月23日
               □ 強い雨の中、レオナルド・ダ・ヴィンチ(LCl)は満開です。


                
                                         2010年5月22日
                □ レディ・エマ・ハミルトン(ER)も満開へと向かいます。


                
                   □ エブリン (Evelyn S 1991 D.Austin England)


                
                     □ エブリン(ER)が咲き続ける一帯。


               
                 □ 週末、ドミニク・ロワゾー(S)が咲き始めました。


               
                   □ フローランス・ドゥラートル(S)の向こうは、
                     白を基調とした一帯に変わりつつあるようです。
  
  

 
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バラ、一番花 №55 ~ イングリッシュ・ヘリテージ ~

2010年05月24日 22時25分24秒 | 小満
                                         □ イングリッシュ・ヘリテージ
                                    (English Heritage S 1984 D.Austin England)


◇ バラを始めて5シーズン目、最初からのお付き合いのバラ、カップ咲きのやわらかいピンクの花にずっと魅せられています。
  春から夏へそして秋も真冬の手前の年末まで実に健気なバラ、とりわけ秋の返り咲きの美しさは特筆ものと思います。
  ところがこの春の一番花の季節に二度にわたって本格的な降雨、運悪く花が痛めつけられてかわいそうなくらいです。
  それでも次々と咲き上がる花には、「これから」を感じさせるだけの豊かさと勢いが出て来たようで楽しみです。


               
                                         2010年5月21日
                □ 雨の降る前、完璧なカップ咲きの特徴が見られます。


                 
                                         2010年5月24日
                □ 雨の後、やわらかなローズ・ピンクが失われています。
 

                
                     □ 咲き始めはいつもこんな感じです。


               
                   □ こうしたさっぱりとした姿もよく見られます。


               
                 □ ようやく本来の「キレ」のある姿が出て来ました。
 

                
                   □ 株も生長して、広がりのあるシュラブです。 
 
 
 
  
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バラ、一番花 №54 ~ ソング・オブ・ヒロシマ ~

2010年05月24日 21時16分30秒 | 小満
                                   □ ソング・オブ・ヒロシマ (Song of Hiroshima)

◇ 4年前にバラ大好きさんからいただいて、地植えで3年目です。
  小輪の半八重、スプレー咲きというよりかたまって、それも一気に咲き上がる感じです。
  一季咲きで花期も短くて、その「容姿」からも桜の花を連想します。
  一年の思いを吹き出すようなエネルギーを感じるバラです。


                
                        □ しべの黄色の愛らしさ。


                
                     □ 南側の一角をしばし覆い尽くします。
 
 
 
  
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バラ、一番花 №53 ~ バレリーナ ~

2010年05月24日 20時39分29秒 | 小満
                                             □ バレリーナ
                                     (Ballerina HMsk 1937 Bentall England)

◇ この春に庭にやってきた、とてもチャーミングなバラ、花好きさんから鉢植えでいただきました。
  まるでミニバラのような小輪の一重、ピンクが夕日に映えてきれいです。
  ハイブリッド・ムスク系の四季咲きバラで、花数の大変多いのが印象的ですが、これで挿し木苗だとか、驚きです。
  来シーズンからはつるバラとして栽培しようと考えていますが、将来は生垣の役目を果たしてくれたらと、夢はいくらでも広がります。


               
                    □ パステル・カラーの明るさ、爽やかです。


               
                   □ これをまた挿し木にして増やそうかなと…。
 
               

 
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バラ、一番花 №52 ~ ピエール・ドゥ・ロンサール ~ 

2010年05月23日 22時22分33秒 | 小満
                                                          2010年5月22日
                                         □ ピエール・ドゥ・ロンサール
                                  (Pierre de Ronsard LCl 1988 M.L.Meilland France)

◇ ここ数日前から、ピエール・ドゥ・ロンサールの開花がゆっくりと始まりました。
  花びらの内側は淡く明るいピンク、外側ほどだんだんうっすらとしていて、この濃淡の具合が絶妙なバラです。
  この冬に南側に移植して簡易ポールを組んで誘引しましたが、予想通りそのストレスからか花付きが悪化しました。
  それでもわずかな花には、このバラらしさが余すところなく現われていて、健気な一面を覗かせているのでした。


                
                                         2010年5月22日
                □ スカボロー・フェア(ER)やクレマチスの咲く一帯です。


               
                                         2010年5月22日
             □ 昨日の夕方降り始めた雨の中、スカボロー・フェア(ER)とともに。


               
                                         2010年5月21日
                       □ その前日、朝日を浴びて…。


                 
                                         2010年5月21日
                       □ 咲き始め、チャーミングです。


                
                                         2010年5月22日
                     □ 降り始めた雨に濡れて、うなだれて。 


 
  

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バラ、一番花 №51 ~ フローランス・ドゥラートル ~

2010年05月23日 21時30分10秒 | 小満
                                                          2010年5月22日
                                         □ フローランス・ドゥラートル
                                    (Florence Delattre S 1997 Guillot France)


◇ こちらは庭で唯一のギヨー・ローズ、ジェネロサ・シリーズ(ギヨーのアンティーク調のバラ)の一品種です。
  花の色はパルマ・バイオレットとかライラック・ピンクとか呼ぶそうですが、ライラックの彩りに憧れて庭に植えた記憶があります。
  薄紫の中輪の花のスプレー咲き、うちの庭にほんの一角でも上品な彩りの空間をもたらしてくれるバラです。
  白いバラのドミニク・ロワゾーの隣りで、もうずいぶん前からずっと咲いているみたいに、春から秋のこの辺りの彩りに欠かせない存在です。


               
                                         2010年5月21日
                   □ このバラの雰囲気が最も現われています。


               
                                         2010年5月21日
                   □ 開花直後、しっかりとしたカップ咲きです。


               
                                         2010年5月21日
                  □ 朝日が射して、花の色が微妙に変化しました。


               
                                         2010年5月21日
                      □ 咲き切った花に、これからの蕾。


                  
                                         2010年5月22日
                   □ 程良い高さで、これからがこのバラの季節。
 
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バラ、一番花 №50 ~ ドミニク・ロワゾー ~

2010年05月23日 20時13分30秒 | 小満
                                                          2010年5月22日
                                            □ ドミニク・ロワゾー
                                   (Dominique Loiseau S 2003 Delbard France)


◇ うちの庭では唯一のデルバール・ローズ、この愛らしくも健康的な白バラとのおつき合いも3年目に入りました。
  白を基調にした庭を考えてみてとの「言いつけ」(!?)が脳裏にあって、園芸店で単に見かけただけで連れて帰った大苗でした。
  中輪のスプレー咲きですから、白が5月の陽光に眩しいほどに映えて、庭がにぎやかに華やいできます。
  一輪一輪の花は純白ではなく、ほんのりと桃色に染まって、どこか妖艶な趣すら漂う魅力的なバラなのです。


                
                                         2010年5月22日
                 □ ジャクリーヌ・デュ・プレ(右)と隣り合っています。


               
                                         2010年5月22日
                 □ ジャクリーヌ・デュ・プレ(右)は、しべの美しさ。
                   ドミニク・ロワゾーは、ほのかに淡いピンクの花びら。


                
                                         2010年5月22日
                  □ うっすらピンクがこのバラの持ち味だと思います。


               
                                         2010年5月22日
                         □ そして、しべの黄色も…。


               
                                         2010年5月22日
                         □ いい感じだと思います。


               
                                         2010年5月22日
                  □ この蕾がこれから次第に咲きあがって来ます。
  
  
  
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バラ、一番花 №49 ~ ウィンチェスター・キャシードラル ~

2010年05月23日 11時28分20秒 | 小満
                                                          2010年5月22日
                                       □ ウィンチェスター・キャシードラル
                                  (Winchester Cathedral S 1988 D.Austin England)
 

◇ 土曜日の夕方から雨、白いバラは雨に濡れてなお風情が増す趣きがあるようです。
  窓の外に目をやると、一段と深い緑に変わって来た葉の色をバックに、クリームがかった白い花が浮かび上がっています。
  図鑑ではメアリー・ローズの枝変わりでチョン! ろくに紹介文もなく、花の素晴らしさとはあまりにアンバランスな「扱い」
  「何も知らない」ウィンチェスター・キャシードラル、気持ちのこもっていない「解説」のあることを、ついつい嘆いてしまうのでした。


               
                                         2010年5月22日
                       □ 土曜日の夕方はまだ蕾…。


               
                  □ 日曜日の朝には雨に濡れてもしっかりと開花。


               
                                         2010年5月22日  
                □ 典型的なロゼット咲き、深みのある美しいホワイト。


               
                                         2010年5月22日  
                □ 遠くからやってきた挿し木苗、まもなく開花を迎えます。 
 
 
 
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