折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

バラ、一番花 №48 ~ メアリー・ローズ ~

2010年05月23日 00時28分48秒 | 小満
                                            □ メアリー・ローズ 
                                      (Mary Rose S 1983 D.Austn England)


◇ バラでオーソドックスな色の一つが、ピンク、いわゆるローズ・ピンクとされている色、ホッと一息の安心の色でしょう。
  明るくて落ち着きのある色、バラと言えばで連想させる色、オールド・ローズもこの色を基調とするものが多いようです。
  メアリー・ローズがいくつか咲き始めましたが、実際は10日程前に最初の開花は始まっています。
  濃い赤のフォールスタッフとともにアーチに向かわせたいと考えているバラ、ローズ・ピンクを見上げる日を夢見ています。


               
                                        2010年5月11日
                       □ 10日も前に初開花でした。


               
                                         2010年5月18日
                    □ まだ幼苗1年生、花も少しずつです。


                
                   □ 形の良いカップ咲きから開花が始まります。


                
                □ 先に咲いたフォールスタッフ(ER)と隣り合ってます。 


                
                    □ 近くにはシャルロット・オースチンも。
 


 
 
 
  
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バラ、一番花 №47 ~ フォールスタッフ ~

2010年05月22日 21時39分55秒 | 小満
                                                         2010年5月21日
                                            □ フォールスタッフ
                                      (Falstaff S 1999 D.Austin England)

◇ 朝の明るい光の中でも味わい深い濃い赤、私にはレッドとクリムズンの区別がつきませんが、すっきりとしたカップ咲きが心地よく重たく感じません。
  昨シーズンが初咲きでしたがあまり花が咲かなくて、シュートの生長も今一つ、秋の返り咲きも全く見られませんでした。
  メアリー・ローズ(ER)ととも南側のアーチに向かう予定のバラ、シックな花もさることながら今シーズンはシュートの生長に気を配るつもりです。
  庭の南東側にフォールスタッフ、北東側にウィリアム・シェイクスピア2000、赤紫系統のゴージャスな花の配置を楽しめたらと思います。


               
                                         2010年5月21日  
                  □ 暗い感じが全くしないのはどうしてでしょうか。


               
                                         2010年5月21日  
                  □ 肉眼では、もっと濃い色に見えるのですが…。


               
                                         2010年5月21日 
                 □ メアリー・ローズの開花を待っているかのようです。


               
                                         2010年5月21日 
             □ 順調に生育して、やがてアーチにからんでほしいと思います。
 
 
 
  
 
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バラ、一番花 №46 ~ エブリン ~

2010年05月22日 21時08分36秒 | 小満
                                                         2010年5月21日
                                             □ エブリン
                                     (Evelyn S 1991 D.Austin England)

◇ 5月19日に強い雨の中を開花、蕾の時点まではすっと直立して細身のご婦人のような趣がありましたが、昨日の朝は花の重みで約30度くらい倒れてました。
  昨シーズンは地植えでかなり不調で、冬に掘り上げたら根腐れでかわいそうな状態、日当たりの好い今の場所に、ふかふかの土にして植え替えたものです。
  オースチン社のHPには「弊社の品種の中で、最高峰の品種ではなくなったが、素晴らしい香りは特筆すべきものがある」という記述があります。
  世の評価が定まって後にわざわざ自らが評価を下げて、「今も最高峰の品種であることに変わりがない」となぜ紹介しないのって、エブリンが肩を落としそうです。


                
                    □ 日当たり、風通しともに良い場所です。


                
                   □ この蕾もまた雨の中の開花となりそうです。
  
   
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バラ、一番花 №45 ~ ティー・クリッパー ~

2010年05月20日 22時50分50秒 | 立夏
                                           □ ティー・クリッパー
                                     (Tea Clipper S 2006 D.Austin England)

◇ バラの品種選びの判断基準は、まずは自分にとってその花が魅力的かどうかですが、加えて品種名にインスピレーションを与えられることがあります。
  名前そのものの語感に加えて、その由来にも思いをはせるわけですが、ティー・クリッパーもそう、19世紀のイギリスの帆船「カティサーク」のことを思い出しました。
  スエズ運河がなかった時代、中国の一番茶をインド洋、大西洋を抜けてイギリスへの輸送の速さを競った帆船、風を受け波を切り裂き進むその勇姿のイメージ。
  バラの方も同様、爽快なアプリコットカラーのロゼット咲きにはティー香がうっすらと漂い、5月の庭の一角に清々しさと充実感がもたらされたように感じました。


               
                   □ さっぱりとした大輪の花、爽快なバラです。


                
                   □ 昨年は鉢植えで大した花をつけなかった株。
                     地植えにしたら、勢いが変わりつつあります。


                
                □ もしつるバラのように伸びたら、アーチにからめます。
 
 
 

  
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バラ、一番花 №44 ~ クレア・オースチン ~

2010年05月20日 22時06分36秒 | 立夏
                                           □ クレア・オースチン
                                     (Claire Austin S 2007 D.Austin England)

◇ つるバラを楽しみたいと考えた昨年の夏、目に留まったのがクリーミー・ホワイトのカップ咲き、まっすぐに伸びてまんまるの花がコロンと枝垂れて咲く姿でした。
  昨シーズンが初咲き、クリーム色のかすかな濃淡が繊細で、同心円状にほぼ完璧に重なり合う花びらに、わっと歓声を上げた一年前の記憶が甦ります。
  秋の入り口の9月下旬に咲いた花は、咲き始めがレモン・イエローで次第に淡いクリーム色に変化して、夕暮れ時など辺りに幻想的な雰囲気が漂っていました。
  雨の中での開花、濡れてかわいそうとはこちらの勝手な想像、いちいち雨風を気にしては生き延びることなどできやしない、植物の強かさを垣間見る思いです。


               
                   □ 細いシュートにうなだれたように咲きます。


                
                   □ ティー・クリッパー(ER)と隣り合っています。


               
                 □ 庭の北東側、アーチに向かわせようと考えてます。
 
 
 
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バラ、一番花 №43 ~ ザ・ピルグリム ~

2010年05月19日 23時39分09秒 | 立夏
                                           □ ザ・ピルグリム
                                     (The Pilgrim S 1991 D.Austin England)

◇ 「最高のイングリッシュローズのひとつ」オースチン社の営業文句は百も承知でも、気になるバラのキャッチフレーズは脳裏にしっかり焼き付いていたようです。
  そんなバラの大苗が春先の園芸店で半値のセール、見たものをすぐにほしくなる私でも少しは悩んだものの(300秒程度)、結局は連れて帰りました。
  つるバラ系統(グラハム・トーマスが交配親)らしく、すくすくと直線的に伸びるばかりで蕾はなかなか見えなくて、それがいつのまにかてっぺんに蕾…開花。
  明るい純粋な黄色、レモン・イエローでしょうか、でもレモンもかなわない清々しさ、来シーズン以降のアーチに戯れる清楚なシルエットを思い浮かべています。


               
                                         2010年5月18日
                 □ 花びらの濃淡とその重なりが美しいと思います。


                      
                       □ つるバラとして育てます。


                
                      □ わずかにボタン・アイが覗きます。


                
                □ 黄色いバラを見てると、リラックスした気分になります。
 
  
 
  
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バラ、一番花 №42 ~ ヤング・リシダス ~

2010年05月19日 23時11分21秒 | 立夏
                                                         2010年5月18日 
                                            □ ヤング・リシダス
                                    (Young Lycidas S 2008 D.Austin England)

◇ 庭で始めて開花を迎えるバラはいつも期待に胸ふくらむ思いですが、その期待通りに優雅なバラが優雅に花をつけたような印象です。
  2009年度のオースチン社のガイドブックの表紙を飾るバラ、私はあぁっと一目惚れ、家内もこれきれいね、昨秋の早い段階で注文したものです(≒衝動買い)。
  うちの庭ではこれまでお目にかかったことのないような花の色、ガイドブックでは深いマジェンタ・ピンクと赤のブレンドとありますが…。
  花びら一枚一枚の彩りが絵画的なタッチで、それが味わい深い花の姿を醸し出しているのでしょうか、さっそく私の心の中心部分が虜になってしまいました。


               
                                         2010年5月18日
                □ このバラは時間をかけてゆったりと咲きあがります。


               
                                         2010年5月18日
               □ 朝日の当たり具合で、花びらの色が微妙に変化します。 


                 
                                         2010年5月18日
                    □ 絵筆のタッチの名残があるような…。


               
                                         2010年5月18日
                        □ 光と花びらの濃淡と…。


               
                                         2010年5月19日
                     □ 「横顔」も優雅な様が見て取れます。


               
                                         2010年5月19日
                □ 雨の中、豊かなロゼット咲きに変化して行きました。
 
 
  
  
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バラ、一番花 №41 ~ レディ・オブ・メギンチ ~

2010年05月19日 21時56分14秒 | 立夏
                                         □ レディ・オブ・メギンチ
                                   (Lady of Megginch S 2005 D.Austin England)

◇ 目を見張るような深みのあるピンク、それも赤に近いような、ご覧のとおりとしか形容できない、そんな彩りのバラが咲き始めました。
  大輪の花の姿は開花が進むに従って、まるでモダン・ローズからオールド・ローズへとさかのぼっていくような感じです。
  花も木立も悠然として豊かな姿、何もかも包み込むような大らかさ、日常生活の中で何かしら大切なことを教えられる気がします。
  栽培面でも鑑賞面でもトータルとしてバランスの優れたバラ、もっとも欠点が真っ先に浮かぶようでは、バラを愛でる資格がないと知らなければなりません。
  


                
                □ 東側、レオナルド・ダ・ヴィンチ(LCl)の北側に鉢植え。


               
                □ オレンジ・マザーズデイ(Pol)を従えているようにも…。


               
                    □ 雨に濡れてやや重たそうに見えます。


               
                □ レオナルド・ダ・ヴィンチをバックに、ソリストみたいに。


               
                        □ カップ咲きへの途上です。


               
                   □ カップ咲きからロゼット咲きへと向かいます。


               
                     □ 形のとても整ったバラだと思います。


               
                                         2010年5月18日 
                      □ 昨日の朝、とてもきれいでした。


                
                     □ 雨にもめげないでほしいバラです。
 
 
 
 


 
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バラ、一番花 №40 ~ マダム・エルンストゥ・カルヴァ ~

2010年05月19日 00時09分15秒 | 立夏
                                       □ マダム・エルンストゥ・カルヴァ
                                 (Mme. Ernst Calvat B 1888 Y.Schwartz France)

◇ 愛らしさと優雅さと、心なしか野性味を残しながらも一方では気品すら感じる、ブルボン系オールド・ローズに共通した私の印象です。
  ブルボン系の代表品種かどうか存じませんが、魅力的な花の姿そして香しさを前にして、舞い上がりそうな気分というのもあながち誇張ではありません。
  この2年間は鉢植えで楽しみましたが、この冬にひっそりと紫陽花の咲く辺りに地植えにして、今3年目の春、一季咲きは桜と同様約2週間程度の短い春です。
  折りしも咲き始めたその額紫陽花が初夏の彩りを添えて、もうしばらくは風薫る五月の空の下で、風に吹かれて咲いていてほしいと願うのです。
  


           
                                   2010年5月17日
        □ 昨日から今日にかけて、ピンクの濃淡が微妙に変化しています。 


          
         □ 細いシュートがしなって、額紫陽花に寄りかかっています。


          
          □ 外側ほどペール・ピンクの彩り、香りのオールド・ローズ。
 
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バラ、一番花 №39 ~ レオナルド・ダ・ヴィンチ ~

2010年05月18日 23時39分01秒 | 立夏
                                         □ レオナルド・ダ・ヴィンチ
                                   (Leonardo Da Vinci LCl 1994 Meilland France)

◇ ほんのわずかですが、真冬に白い壁面にこじんまりと誘引したバラ、ほぼ一斉に開花が始まりました。
  もう少しつるバラの特性を理解して誘引その他の適切な栽培法に心がけていたら、このバラらしさをもっと楽しめたのにと、何をいまさらの感がありますが…。
  バラを思い立って最初に園芸店で求めた大苗、カップ咲きからロゼット咲きへと変化しながら、やや厚めの花びらで枚数も多く(80枚前後)しっかりと咲く印象です。
  東側の壁面辺りは、ガートルード・ジェキル(ER)、ジャック・カルティエ(P)、ゼフィリーヌ・ドルーアン(B)、レオナルド・ダ・ヴィンチ(LCl)のピンク系統が揃いました。


          
                                   2010年5月14日
                  □ 一輪だけ開花が始まった頃。


           
                 □ ずいぶん開花が進んで来ました。


          
                    □ カップ咲きの段階です。


           
                □ 様々な花の姿が集まっています。


          
              □ 左から、ガートルード・ジェキル(ER)
                     ジャック・カルティエ(P)
                     ゼフィリーヌ・ドルーアン(B)
                     レオナルド・ダ・ヴィンチ(LCl) 右の奥
  
 

 
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