都知事選後の、落選した石丸氏・蓮舫氏へのバッシングめいたマスコミ取材にうんざりしていたが、今朝テレビ朝日の「モーニングショー」で、5位で落選した安野氏が出演して選挙戦を語っていたのには、いささか驚いた。
マスコミの視線が変化したようだ。
選挙中のマスコミは、4位までの田母神氏までを実質的な候補としていて、安野氏は”その他”扱いでほとんど無視されていた。
もっとも一部には注目株として積極的に応援する人もいて、ダークホース的存在の可能性は示していた。
私自身も応援する気持ちはあったが、確率論的に、安野氏が1位になって都知事になる確率よりは、後半追い上げてきた石丸氏の元で副知事として活躍できる(石丸氏自身、安野氏と意気投合して副知事にしたいと公言)確率の方が高いと判断したので、石丸氏に票を入れた(→都知事選の結果に思う)。
小池対蓮舫という既成の対立構造そのものをまずは拒否したかったのも理由の1つだったが、もう1つ、私の1票は石丸+安野票でもあったのだ。
石丸氏の破壊力と安野氏の構築力の組み合わせに期待したから。
それほどまでに、(既成野党を含めて)政治は制度疲労している。
この若い力の出現は今回の選挙の唯一の収穫とも言える。