人流が問題でないという尾身会長と、外出自粛を訴える小池知事の言を、マスコミ(具体的にはテレビ朝日の報道番組)は矛盾とみなして、どっちなんだ!と息巻いているが、こっちはその姿勢にあきれた。
この幼児的な二価論理に、賢明な国民はつき合う必要はない。
真の感染場面は、マスクを外しての会話・会食※であることが明らかなのだから、それを徹底的に抑制すればいいだけ。
※:尾身会長は会食は”4人”に制限すべきというが、4人でも多すぎると思う。個食以外にない。
外出はその準備過程であって、マスクをしての外出そのものが感染場面でないことは今さらいうまでもない(全員がマスクをして沈黙している公共交通機関は換気をきちんとしているので、少なくとも家族が集う換気の悪い自宅内より感染確率は低い)。
なにをおいても感染を抑える事を第一にしたい人は、準備段階から含めて抑制したがる。
感染だけをなんとかしたい人は、より具体的な場面を問題にする。
われわれはこの”間”を選択すればいいだけ。
自分の頭で判断できる(それが普通のオトナ)。
感染場面に向う外出は危険な行動。
そうでない外出は危険でない。
そういう場合分けができない、言葉や行動の表面だけを捉える無知性な言説を振り回ことがマスコミの役目なら、もう社会に不要。
もっと役に立つ知性的な情報を流してほしい。