アイランダース黄金時代の4人目は、同チームの守護神ビリー・スミスである。なんだか平凡な名前だが、優勝を争う強豪チームには必ずといって良いほど、素晴らしいゴーリーの存在がある。スミスもチームメートからの強い信頼を得ていたという。サインの方は、NHL史上通算最多勝を誇るパトリック・ロアとのダブルサインである。人気という点では、つい最近まで現役だったロアの方が圧倒的であり、このダブルサインも、ロアのサインがメインでスミスのサインがおまけという感じかもしれない。文句なくNHL史上最高のゴールキーパーの1人に数えられるロアについても個別に紹介したいのだが、実は彼単独のサインを持っていないので、このような形での紹介になってしまった。
アイランダース黄金時代の3人目は、デニス・ポトバンである。これまで紹介してきたアイランダース選手の中では、最も古い選手である。詳しくは判らないのだが、ポトバン選手がいるアイランダースにトロッティとボッシーの若手が加入してきて黄金時代を築いたとういう時間の流れなので、要はボス的な存在なのだろう。それにしても、私がNYにいた94~96年の時期、アイランダースは本当に弱い球団でいつも最下位争いをしているという感じだった。つい10年ほど前まで常に優勝争いに顔をだす最強集団だったというのは意外だった。NHLの世界も栄枯盛衰が激しいんだなぁと思った記憶がある。サインの方はやや複雑な形をしているが、勢いがあって、ボスの貫禄十分という感じだ。