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ウェイン・グレツキー サイン ① ファースト・サイン NHL
グレツキーのサインは既にゴーディ・ハウとのダブルサインを紹介済み(2007年6月1日)だが、ここでは私の手元にあるそれ以外のグレツキーの単独サインを何枚か紹介することにしたい。まずは、グレツキーの最初のサインカードである。彼のサインは、もちろん、このサイン以前にも多く存在する。例えば、試合が終わったところをファンが待ちかまえていて、スタジアムから出てきた本人にサインをしてもらったというサイン。こうしたサインは、何百何千とあるに違いない。しかし、このサインは、そうした面前(person to person)でグレツキーがサインしたものではなく、サイン用のカードに何枚かまとめて彼があらかじめサインをし、それを売り出すという形ので最初のサインなのである。300枚限定生産である。面前でしてもらったサインは、もらった本人にとっては、本物のサインであることが、売られているものを買うよりも確実なのだが、第3者にとっては、それが本物であるかどうかを確認する手段がほとんどない。それに比べて、このように、しかるべきところから売り出されたカードは、由来がはっきりしており、価格表リストにも載っていて、偽物の確率が少ないという利点がある。特にグレツキー本人と会うことが困難な海外のファンなどにとってはこうしたサインを集めることが主流になる。このサインは、そうしたサインの最初のものである。また、このサインは、最初のサインであるという点だけでなく、そうした形でのサインの発売の最初であったために、非常に丁寧に書かれているという点でも貴重なものとされている。その後そういうサインが増えてくると、言い方は悪いが、サインがすこしづつ「手抜き」になっていく。そうした「手抜き」がこのサインには全く見られない。それは次に紹介するサインと見比べれれば一目瞭然である。これは、私のコレクションで最も貴重な1枚である。
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