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ウェイン・グレツキー サイン ② エドモントン・オイラーズ NHL

グレツキー・コレクションの紹介の2つ目は、最近のサインである。使われている写真は、エドモントン・オイラーズに入団した頃、すなわちデビューしたばかりの10代の頃のものだが、サインは私が持っているサインのなかでは最も新しい。
 以前ここでも書いたことがあるが、一般的にスポーツ選手のサインは、新しいものほど簡略化されていく。人気がでてくると、サインの需要も増大するので、多くのファンになるべく多くのサインをということなるから、こうした変化はある程度致し方ないものである。グレツキーのサインも例外ではないが、むしろ彼の場合、サインをねだる膨大なファンへのサインを延々と続けながら、このような丁寧さを保っていることの方が、驚異といってもよいだろう。しかも、多少省略されていても、その特徴をほとんど失っていないという点で、非常に稀有な存在と言える。こうしたファンへのサービス精神は、試合の前に一生懸命ファンにサインをしているイチローの真摯な態度と共通するものがある。一時期、彼のサインは、機械を使っているのではないかとの説もあったようだが、同じものが1つとしてないことは明白で、濡れ衣ということで落ち着いたようである。
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