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手紙 東野圭吾

帯に100冊以上ある著者の作品のなかでベスト10に入る傑作とあり、まだ読んでいなかったので読んでみた。本書には、ミステリーの要素も、あっと驚く仕掛けもなく、話は淡々と1人の青年の人生が語られ、最後に涙を誘うエピソードはあるものの、最後まで淡々したままで終わる。ミステリー作家のミステリーでない作品。著者の作品を読んでいつも感じる「うまいなぁ」という読後の印象はないものの、著者の作風の幅広さには驚かされる。(「手紙」 東野圭吾、文春文庫)

 

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