goo

中華思想を妄信する中国人と韓国人の悲劇 ケント・ギルバート

ベストセラーになった前作と同じような内容の続編。前作もそうだし本書もそうだが、読んでいて、色々な難しさのある隣国との付き合い方について本音でなかなか言えないことをアメリカ人の著者の声を借りて話しているような感じがして、少し後ろめたい気分になる。自虐史観に囚われすぎるなという意見も尤もだが、そういう相手だと思って割り切ってしまうのもなんだかなぁという、そういった種類の居心地の悪さだ。書かれている内容に特段びっくりするようなことはないが、自虐史観の方に引っ張られそうになるのを引き止める役割を果たしてくれる一冊だ。(「中華思想を妄信する中国人と韓国人の悲劇」  ケント・ギルバート、講談社α新書)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )