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夫の墓には入りません 垣谷美雨

前に読んだ著者の本が面白かったので本書を読んでみることにした。著者の本は、小説として面白いのと同時に、世の中の多くの人々が抱える不安を少しだけ小さくしてくれるというオマケが付いているような気がする。実際に本書も、「御焼香を」と言って近づいてくる詐欺まがいの輩に注意、といった配偶者に急に先立たれた時に注意した方が良いエピソードが上手くストーリーの中に織り込まれている。ネット検索するとまだまだ著者の本で面白そうなのがいくつもあり、少しずつ読んでいくのが楽しみだ。(「夫の墓には入りません」 垣谷美雨、中公文庫)

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