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ふたえ 白河三兎

修学旅行での出来事を6人の生徒の視点から描いた連作短編集。それぞれの話も良かったが、それ以上に最後の一編である事実が告げられたところでそれぞれの話がより輝きを増すという構成の見事さに驚いた。それぞれの生徒によって語られる担任の先生もすごい。この作家の魅力を改めて感じた一冊だった。(「ふたえ」 白河三兎、祥伝社文庫)

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