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オンライン講義 宇宙論19

今回のテーマは「重力波」。重力波という言葉は聞いたことがあるが、そもそも「重力波」って何なのか?光は粒子でもあり波でもあるという相補性を持っているというが、光はエネルギーだしエネルギーは質量でもあると言うから、そう考えると重力も粒子なのかなどと考えたところで訳が分からなくなってしまう。そんな状態で講義を視聴。講義内容は、重力波の定義から始まって、その特徴、発見までの歴史、重力波を研究することの意義など。重力波とは「時空の歪みが光速で伝わる横波」で、波を伝える媒質は空間(の歪み)、透過率が非常に高いので遠くに行っても減衰しない、非常に弱い波であるなどの特徴を持つ。アインシュタインによって1916年にその存在が予言されていたが、実際に存在が確認されたのは100年後の2015年で、それが光速であるということが確認されたのは2017年とのこと。視聴する前に疑問だった「光のように粒子でもあるのか?」については、重力子(グラビトン)は存在が予測されているがまだ確証はなく、存在していても観測は極めて困難だろうとのこと。重力波研究の意義については、重力波を観測することでブラックホールや中性子星など非常に重たい天体の内部の研究やインフレーション期、陽子誕生の謎に迫ることが期待されているらしい。次回は「暗黒物資」について。
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