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オンライン講義 天文学17

3月から毎週月曜日の夜に視聴してきたこの講義だが、今回を含めてあと3回で終了とのこと。今回のテーマは「地球温暖化」。地球には「炭素循環」というものがあり、地表の温度が何かの要因によって上がると岩石の風化や降雨の進展→二酸化炭素消費量の低下→地表温度低下、逆に地表の温度が低下すると風化や降雨が減少→二酸化炭素増加→地表温度上昇、という流れで地表温度を安定化させるループがあるとのこと。一方、地球に降り注ぐ太陽放射と地表からの熱放射によれば地表の温度は255°kで均衡するはずだが実際の地表温度は288°kになっておりその差が「温室効果」。但し、温室効果に関しては、一旦温度が上昇すると①氷融解→反射減少→温度上昇→さらに氷融解 ②大気内の水蒸気量増加→温室効果増加→温度上昇→さらに水蒸気増加などの正のフィードバックがある。本来温室効果は地表温度を今の状況で安定させる効果があるが、何らかの外的要因や人間の自然破壊によって一定方向にずれるとそれが増幅されるものらしい。地球温暖化の話を聞いていて、かなり前に、地球温暖化に対する警鐘派の学者が組織的にデータを捏造する事件があったのを思い出して、それについて質問してみたが、事件の存在すら忘れられてしまっている感じだった。当時はものすごく騒がれたので変だなぁと思ったが、捏造があったがそれを修正しても温暖化は事実ということで落ち着いたのだろうか。次回テーマは「時間と時刻」。
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