この官邸政治は、野党やメディアから都合の悪い事を突っ込まれると、決まって「公人ではなく私人だから」「総理でなく総裁だから」「官邸でなく、文科省で決めたから」と二重仮面で口から出まかせ出放題で煙に巻く。まさに首相自身の品格が疑われて、いくら長く総理を勤めても何の評価のない人物として歴史に残るだろう。
文科省が官邸人事権の抜け道を作った罪を必要以上に重くし、他の省庁の見せしめにした。反旗を翻した前官僚をスキャンダルで人格信用を失わせようとした姑息な官房長官は、それで世論が変わると思い込むほどのお調子者だ。それに恋々と従う読売新聞は、戦前の侵略戦争を扇動した悪しき新聞社の影を引きずっている。そう読者たちは見ていることに気が付かない。