隠蔽というのは政治権力者の特権なのであろうか。世界広しとその隅々まで、権力者を自認した者たちの日常行動でもあるように多発している。
当然、隠蔽工作はメディアの圧迫や誘導によって成就するのだが、今サウジで、少し前はロシアで、そして、この圀の森友・加計でも行われている。
この圀では、忖度行動というのもあるらしい。過度の同調行動でもある。先日、日刊ゲンダイのネット版で平野貞夫らが行った安倍首相への告発が報じられていた。
それは、「総裁選告示日に…安倍首相が内乱予備罪で刑事告発される」(2018・9・8)の見出しだった。
文末は「熱っぽく訴える平野氏らを冷ややかな目で見ていたのが記者クラブのメンメン。会見場は空席が目立ち、途中で離席する記者もチラホラ。質問は幹事社からの1問だけで、それも〈ムリ筋の告発なんじゃね?〉みたいな内容だったから、ハナから理解しようとする気はないようだ。」と締められていた。
こういった切り口でも、ゲンダイはまだ掲載した。他紙はここに書かれたように無視したのだろう。相撲協会の話題には飛び付くくせに、この白けた行動!…。背筋が寒くなるような記者たちの様子が伝わってきた。
メディアが無視すれば、あったことが無くなってしまうのである。それが、今の自民党=ABE政治の情報操作である。一方、野党はやっと当選した議員身分を楽しむことに余念がない、これじゃどうしようもないか!
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