あの8・15の終戦から一年前の、既にサイパンは陥落し、各戦線は崩壊した時に、東条政権を潰した後の1944年8月に、「最高戦争指導者会議」が開催された。陸・海の統帥部総長・首相・外相・陸相・海相の6人が構成メンバーである。
そこに天皇も出席されて御前会議となって『今後採るべき戦争指導大綱』が決定された。
その一部を抜粋すると、「一億鉄石の団結の下に必勝を確信し、皇土を護持して飽く迄戦争の完遂を期す」
「国体護持の精神を徹底せしめ、敵愾心を激成し、闘魂を振起して飽く迄戦うごとく国内を指導する」・・・これなら東条政権と同じではないか。
プロレス協会か相撲協会でも使わないよう闘魂の言葉の連続である。諦めのわるい空虚な皮算用と汚い魂の言葉の標本である。軍国主義とはこういう言葉が普通に横行する社会である。
今また、冗談にせよ、「教育勅語」を活用したいとTVの前でのたまわる教育を司る大臣が就任したとか。
この國の政権はどうかしている、…。この國のメディアも!