日米の外交では、アメリカの虎の尾を踏んだ首相は失脚するという定説がある。
敗戦後、この国は常に対米追随と自主路線の選択の狭間で、政権がドラマチックに変転するのをくりかえしている。
田中角栄は独自の資源外交を中国に求めたということで米国の怒りを買い、ロッキード事件でもみくちゃにされて首相の座から転がり落ちた、と巷間で噂されている。
最近では、鳩山由紀夫が「最低でも県外」と米軍基地問題に自主路線を標榜したが、政権は僅か一年も持たなかった。
先日の『日中会談』は、最近のTAGとかFTAで行き詰まりそうな日米貿易交渉に備えて、同じ悩みを抱える中国に一応近づいた第一歩なのかな。
今回の外交政策は、この国の自主外交路線への入り口となるかもしれない。もしそうなるのならば、長期安倍政権の実力として正当に評価をしたいものだが、まさかトランプ様のスパイではないだろうなあ・・・?
タイで見つけた秤屋