玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

クラクションの悲鳴

2018-11-10 10:55:37 | 雑感

近頃、街を歩いていると、クラクションがよく鳴る。どこぞのヤンキーか、と振り返ると、あんがい爺さんであることが多い。彼らは既に自分の限界をわかっているんだろう。動体視力や運動能力が劣った分、クラクションを鳴らして、舗道の人間に自分の運転は危険だと知らせているのだろう。それは他人の注意力を借りて自動車に乗っていることかも。

老人の神経質なクラクションは彼らの悲鳴のようにも聞こえてくる。既に運転に適さなくなっているのだろうが、それを認めたくないのか、意地になっているのか、彼らはハンドルをなかなか離さない。

一方、婆さんドライバーは、静かに、そして超ノロノロ運転で音もなく後ろからやって来る。これも困りものである。確かに歩くよりは楽だろうし、自宅が駅から離れていてやむを得ないと運転しているのかもしれない。

立派に社会に貢献して余生を暮らす高齢者が、その充足した晩節を仇や自動車事故で汚してもらいたくない、と切に思う。

 


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