政権は適度に短い方が良いと、大方の日本人は思っているのかもしれない。長ければ、権力というものはきっと腐敗する、と多くの日本人が感じているのだろう。
そもそも首相が権力をふるうこと自体、あまりイメージにない。少なくとも、戦後のこの圀では国家権力により、不当に、理由なく逮捕されることはないはずだったが、・・・。
昨今は、思い起こすと、公文書改竄とか、あっせん利得、不適切な政治資金など、本来なら逮捕されたり、訴追されるケースがあっても良いのだが、何故だか、逆に、逮捕されない、訴追されないということが増えてきた。
そうした不審なこと、いわゆるおめこぼしのようなことが、首相周辺の人たちに起きることは、国民にとって甚だ気分が悪いことである。
長くなると、支配者は権力を使いたがるものなのだろうか?それは自らが直接命令しなくても、まわりの者の行き過ぎた気配りや、よく云う忖度で、警察や検察や特捜の動きが鈍くなるのだろうか。この圀にも司法の政治化がめだってきている。だんだんお隣の韓国の裁判を他人事と視ることができなくなってきた。
みのりの秋とその後