玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

おとなしい日本人

2019-03-07 11:11:58 | 日記

三月と言えば、恒例の確定申告の月かな。凍てつくような寒い雨の日、税務署のまえが長蛇の列だった。小さなプレハブの専用の申告事務室の前にはテントも張ってなかった。寒風を受けながら、雨に打たれて、老いも若きも黙って順番を待っている。何と我慢強い、従順な国民なのか、誰か文句を言う人間がいないかと思うのだが、凡そ今までもそういう光景に出くわしたことはない。

これが日本人の美徳?いや不徳なのであろう。これで、黙って戦争に狩り出され、国家だか天皇に?多くの国民が命を捧げてきた。それは永い間、忍従の生活を強いられた封建時代に起因するのかと思ったりもするが、お隣の韓国や中国の国民の自己主張ぶりを見ると、あまりの違いに愕然とする。彼の国こそ封建制の先駆けだった。

しかし、日本人がそんなにおとなしい国民性なのならば、戦前の朝鮮や中国では、皇軍の日本兵はどうだったのかというと、これがけっこう残酷なことを平気でやったらしい。

ということは、他民族に征服された経験を持つ韓国や中国と、日本のように米国(国連軍)に一時的に占領されたが、他民族に丸ごと征服されたことはなかった国民とは、その性格が自ずから変わってくるのだろうか。

しかし、かつてこの国では、おとなしく並んでいれば最後は同等なものが手に入ることになっていたが、どうも、近頃はそうではないような気がする。ふと、そんな事を順番を待ちながら想うのです。

相州高座郡あたりの風景

コメント
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