世の中に本当に才能のある人はホントにごく少数で、この人たちの作品は確かに価値があって食うに困らないかもしれないが、ほとんどの芸術家や現代アートの人達は認められるまで食えないのが現実だ。
今や本当に芸術を知り、支える、パトロンは少なくなった。結局安易に権力にすがりつく。そしてあるか無きかの才能が時には時代遅れのレッテルを張られて舞台から退場することもある。
芸術という世界は非情な残酷な世界である。
今度のオリ・パラの映画監督は金に負けた芸術家か、金に汚い芸術家か知らないけれど、「国民みんなが呼んだオリンピック」と云ってる顔はいただけない。
年取ると、その人のその時の顔で判断する。
決して美も真もなかった。内側の複雑な表情がよく出ていた。
映画監督というのは自分では演技ができないのかも知れない。
この程度の芸術が楽しい。