玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

森功『官邸官僚』から (その3)

2024-08-01 11:00:09 | 

森功は、官邸官僚には二派あったという。一つは安倍傘下の今井政務秘書官、もう一つが菅傘下の和泉首相補佐官だと云う。これまでも、ネットやマスコミでは此れに類した情報はあった。一番判然としなかったのが杉田官房副長官である。

杉田氏は神奈川県警本部長を務めているから、同県選出の菅ラインと思っていたが、どうも別ルートであるらしい。これは後述する。

世間では、安倍政権を支える「官邸官僚」は、本来の事務次官レースに乗れない二流の官僚たちであり、その反発力が合致して、強固な長期体制に与したというのが一般的な理解であった。

和泉洋人氏は東大工学部都市工学で土木や河川系ではないので、住宅局長までは昇任するが、ハナから事務次官の芽はない。彼は小泉政権の構造改革特区構想を手掛け、そこから特区の専門家となった。そして、安倍政権で例の加計学園の特区を手掛けた。

彼は岸田政権で下野したが、大阪市の特別顧問に就いた。菅が松井に命じたとも?。和泉のミッションは、大阪万博、カジノIR構想、リニアの大阪延伸計画のテコ入れ、であるとか。すべてアベ・スガの「新利権」である。

また彼は資本金100万円の一人会社「住宅・都市製作推進機構」を造り、企業コンサルもしている。年間1億8千万の実入りとか。彼は只者ではない、故にコネクティングルームも許されているのかも。兎も角、あの顔である。菅も一目置くだろう。まして彼が一枚噛んでいるならば「万博」は簡単に止まらない。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ネットもマンネリ化 | トップ | 森功『官邸官僚』から (そ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事