マスコミでよく使用される和製英語「ガバナビリィティ」「ダブルスタンダード」などが好きではない。
文章を書く時は、できるだけ普通の日本語を使うようにしている。
だが、「エリート」だけはその意味を持った的確な日本語がない。広辞苑には「社会の指導的地位にある階層・人々」となっているが、ピンとこないのだ。
この圀には欧米のように明確な特権階級・上層階級がない?、あるいは、隠蔽や曖昧にしている?。
中野晃一は『右傾化する日本政治』(岩波新書)の中で、現代のエリートを新自由主義の受益者、推進者と位置付け、「保守統治エリート」・「グローバル企業エリート」と例示した。
「保守統治エリート」とは「世襲政治家」・「高級官僚」だと述べた。
「世襲政治家」はかつてアベ、いまキシダなのかな。「高級官僚」は、天下り高級官僚のオリンピックの武藤元事務局長とか、何の反省のないコロナの尾身会長とか、今度ジャニーズ事務所を助けるという林元検事総長とか、いくらでも挙げられる。
あ~あ…、この程度の圀なのです。
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