玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

最近注目された学者?

2022-02-04 19:17:41 | 

近頃のTwitterで橋下のヒットラー問題について、コメントを出した萱野稔人という人物が世に現れた。

かつて2008年版の『思想地図』の中の対談で、「ベネディクト・アンダーソンは国民を『想像の共同体』と言った」が、日本では国家もまた『想像上のもの』として論じられるようになった、と指摘をした。

ここまでは慎重な解釈姿勢と見えるが、自著の『金と暴力の系譜学』の中で、カール・シュミットは『政治的なものの概念』の中で「『保護と服従という永遠の連関』こそが、国家を成り立たせている根本的な原理である、と述べている」と書いている。

 

 

ところが典拠する頁には、そうしたことは書かれていない。書いてあったのは、「保護と服従という永遠の連関によって、保護者が敵を定めることになるのである」と書かれているだけである。

何となくだが、彼は自分に都合の良い解釈をし、自分の説に典拠として自在に引用する人物だと見た。以後、彼の著作物は敬遠をしている。ただ、テレビに出て売れたい人なのかもしれない。そういえば、NHK・BSの「英雄たちの選択」に出て、歴史としては全く中身がなく、ただ台本に沿って喋る人物との印象があった。

学者と云うのは本当に実力のある人は少ないのかもしれない。テレビに出ないとダメなのかもしれない。ここ湘南の出身の三浦瑠璃という人物も、その書いたモノを読むとその文の長さのわりに中身の薄さと論旨の迂回ばかりが目に付く人だが、TVで売れているから肩書は「学者」なのだろう。

 


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