インターネットで天気予報を見るのが趣味である10歳の息子は、先週の木曜日の夜、「明日は学校、Early Dismissalみたいだよ」と嬉しそうに知らせてくれた。子どもたちの通う学区では、高温高湿の日は、Heat Dismissalということで早帰りになる。冷房完備のない子どもたちの小学校では、1時15分に終了、冷房のある学校や中高等学校では、2時15分、2時半、3時15分終了と複雑に計画されている。気温の高いHeat Dayだけでなく、積雪の多い日などはSnow Dayということで学校が休校になる。日本のように、「雨にも負ケズ、風にも負ケズ」というわけにいかないのは、訴訟の多い国、アメリカならではの悩みである。
働く親にとっては、このようなEarly Dismissalは対応するのが大変で、ストレスになりかねない。この日は午後に実習先のスーパーバイザーとのミーティング、博士論文アドバイザーとのミーティングを予定に入れていた。12時15分に子どもたちを学校に迎えにいくと、長蛇の車の列。20分待ってやっと子どもたちを車に乗せ、夫のオフィスに子どもたちを連れていってから、1時に実習先とのミーティング。そのあと、キャンパスに引き返し、夫のオフィスへ子どもたちを迎えにいく。夫は2時から、絶対出席しなければならないミーティングがあるということ。次の私の3時のミーティングまで、子どもを引き回しながら、数々の用事を済ませる。3時10分前に、子どもを夫に渡して一件落着。チームワークがないとできるワザではなく、二人共、大切な用事がある時などは、夫婦喧嘩の種にもなる。夫の職場では、Consideration Timeといって、ドクターアポイントメント(本人だけでなく、子どもも含めて)や子どもの学校の行事に参加する時等の有給の休みが年間設けられている。産休や育児休暇制度の遅れが指摘されているアメリカであるが、こういったささやかな心遣いは、日本でもぜひ取り入れられると、助かる親たちも多いことであろう。
働く親にとっては、このようなEarly Dismissalは対応するのが大変で、ストレスになりかねない。この日は午後に実習先のスーパーバイザーとのミーティング、博士論文アドバイザーとのミーティングを予定に入れていた。12時15分に子どもたちを学校に迎えにいくと、長蛇の車の列。20分待ってやっと子どもたちを車に乗せ、夫のオフィスに子どもたちを連れていってから、1時に実習先とのミーティング。そのあと、キャンパスに引き返し、夫のオフィスへ子どもたちを迎えにいく。夫は2時から、絶対出席しなければならないミーティングがあるということ。次の私の3時のミーティングまで、子どもを引き回しながら、数々の用事を済ませる。3時10分前に、子どもを夫に渡して一件落着。チームワークがないとできるワザではなく、二人共、大切な用事がある時などは、夫婦喧嘩の種にもなる。夫の職場では、Consideration Timeといって、ドクターアポイントメント(本人だけでなく、子どもも含めて)や子どもの学校の行事に参加する時等の有給の休みが年間設けられている。産休や育児休暇制度の遅れが指摘されているアメリカであるが、こういったささやかな心遣いは、日本でもぜひ取り入れられると、助かる親たちも多いことであろう。