今日は、私が所属する学科の教授会のメンバー&大学院生を対象に開催された学部生のペーパーをどのように採点するかというミニワークショップに参加。
キャンパスのWriting Programの専門スタッフを講師に迎え、学生の「書く力」と「批判的思考力」を育てるために、どのようなルーブリックを作成したらいいのか、フィードバックの仕方など具体的に教えてもらう。
特に記憶に残ったのは、学生が文章力をつけるのはピアノを習うようなもので時間がかかるものだから、教員はそういうことまで指導する必要がないというアドバイス。
文法、スペリングのミス、文の流れなどは、一応大学に入った時点で身についているはずで、専門教育の中で、教員がわざわざ間違いを指摘したり直す必要はないということ。もちろん減点することは必要だが、それよりも「批判的思考力」や授業での教材を理解しているか、などに焦点をあてるべきだという点。
また長いペーパーよりはなるべく短いペーパーを書かせた方がよい、文章を全て添削するのではなく最初の方だけにして後は本人に修正させて再提出させる、などの方が指導として効果的だということを学ぶ。