今週は、テキサス州ではthe State of Texas Assessments of Academic Readiness (STAAR™) が小学校3年生以上を対象に各学校で行われる。
どの州に住んでいても、標準試験の方式が頻繁に変わるので、本当にややこしい。特に引越しの多い我が家の子どもたちは、様々な州の標準試験を受けてきたが、新しい試験が導入される時は現場も親も緊張する。
この試験では、合格点をとらないと進級できないらしい。落第するということだ。
標準試験はこれまでの場合、コンピューターかマークシート式のものが多かったのであまり心配してこなかったが、今回はエッセイを含む筆記試験が初日。
STAAR™の筆記試験が今週の月曜日に行われるということを知ったのが、なんと先週の金曜日の午後。
土曜日の午後、副校長にメールを書き、息子の手書きが汚くて読めないことにより、採点が低くなったり、採点してもらえないことのないように配慮してもらいたいとお願いする。
月曜日の朝テストが始まるのが7時10分。テスト前には、返答がもらえないと思っていたが、7時前に
「カウンセラーと相談し、息子さんはワープロでテストを受けることができるようになりました」との返事。ほっとする。
こういうこともあるのではと考え、数ヶ月前に高校に連絡し、
Section 504 of the Rehabilitation Act「リハビリテーション法第504条」のミーティングを行ってもらうようにリクエストしたのが幸いしたらしい。
このミーティングでは、息子がこれまで作業セラピーなどで、手の筋肉を鍛えるように訓練した経過があることや、これまでの先生とのやりとりなどを含め、標準試験を受ける時には、なんらかの配慮を行ってもらうようにお願いする。
その時のミーティングの参加者は、こういう事例は今までになかったのかどうして対処したらよいのか困った様子だったが、今回、好意的にスピーディーに対処してくださったのはありがたい。
逆に、親が何もリクエストしない場合、障害を持つ子どもは、何も配慮してもらえないこともある。あまりでしゃばると嫌がられるが、やはり障害を持つ子どもの将来を変えていくには、親が行動しない限り前に進まないことを実感する。