今日は、先日紹介したAcademy of Science and Technologyの受験日だった。
土曜日の朝7時半に学校集合。指示どおりに、ペットボトル、おやつ、電卓、筆記用具を持たせる。おやつを持参させるのは、アメリカ的だ。
前日は、息子がフットボールの試合でのマーチングバンド演奏で帰宅したのが深夜。結局夫と私が就寝したのが、1時半。朝、生まれて初めて
「受験」を経験する娘のために早起きするのは辛かった。夜中は、もし寝過ごして娘が受験しそこなったらどうしようかと気になり、なかなか寝れなかった。
朝は眠気でふらふらになりながらも、娘を夫と一緒に学校に送る。
途中、高速で通行止め。パトカーが集まり、テレビ局で中継もやっていたので、これは大事件かなと思い、携帯のアンドロイドで調べると、
「強盗が人質5人を盾にして、ガソリンスタンドにたてこもり」とのニュース。
特別チームなどが集まって、人質救出作戦をやっていたようだが、結局のところ銃を持った強盗二人が店に入り込んだが、従業員は店の奥に隠れるか逃げ出したらしい。特別チームが中に侵入した時には、既に犯人は脱出。いったいどこに逃げたのだろう。
このような事件に遭遇しながらも、無事に娘を学校に送り届ける。
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試験が終了したのが、12時近く。小論文と論理力・数学の試験だったらしいが、
この後者の試験の方は「28問あったけど、はっきり分かったのが5問しかなかった」と娘は大ショックの様子。
途中で泣きたくなるくらい難しかったようだが、友だちの反応はまちまちだったようで、全然出来なかったという子もいれば、1つだけ分からなかったという余裕たっぷりの子も。。
娘はこの試験で、もうこの学校に入れないと思い込んでしまったようだが、8,9年生用の大学入試試験のAct Exploreという試験をもう一つ受けることになっているので、諦めてしまわないようにと励ます。
ところでこの特別校キャンパスを抱える息子の高校は、高校全体のレベルアップにつながるものの、在校生にとっては不利になることもあるようだ。
先日、去年(高校1年生)の時の成績の学年順位番号が発表された。普通ならばトップ10%は、テキサスの場合どの公立の大学にでも入ることができるという特権が州の法律で定められているらしい。どんなレベルの高校でもトップ10%というのは、不公平な気がするが、大学におけるダイバーシティを考慮しているのだろうか。
ところが息子の高校の場合、666人中の在校生のうち、Academy of Science and Technologyの生徒が約70人。トップ10%はみな、この特別プログラムの生徒たちで占められてしまうのではと、なんだか腑に落ちないというのが親の本音だ。