キキ便り

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自閉症児はコンピューターで受けるテストが得意なのかも・・

2008-03-03 08:42:17 | 自閉症アメリカ教育事情
先週は、年に2度行われる懇談会がありました。

学校は月から金まで半日で終わり、午後からは各家庭が担任教員と30分かけて懇談会です。この丁寧さがいいですよねぇ。日本の事情は知りませんが、30分あると、結構いろいろなことを腰をすえて、話せる気がします。

息子の年齢(5年生)になると、子どもも参加して(3者懇談会)、自己評価の結果を報告することになっています。自己の学力や学業に対する態度を、自己評価するのは難しいことですが、アメリカでは自己評価力を低学年から養成しています。
たとえば、ポートフォリオに自分の作品を集め、それを自己点検や評価することを常時カリキュラムに取り入れています。

意外と子どもによる評価と担任の教員による評価は、共通しているんです。普段、担任からいろいろとフィードバックを得ているので、自分の得意・不得意が認識できているんですね~。信頼関係が形成されている証拠なのかもしれないです。

この懇談会でびっくりしたのは、息子がこの冬受けた共通試験の結果です。コンピューターで受ける試験で、算数が95パーセンタイル、読解力が88パーセンタイルと、どちらもかなり上位でした。うーん、コンピューター慣れしているのも、成績に影響しているのかもしれないです。息子の場合、頭が結構早く回転するので、コンピューターのリズムと結構うまく融合して、どんどん調子よく問題が解けるのかもしれないです。反面、書くのが苦手な息子は、筆記試験だと、かなり点数は落ちますね。でもこれだけがんばった息子をうんとほめてあげました。

3年生の娘も秋よりも成績が上がったみたいで、先生もほめてくれました。特に、読解力が強いみたいで、97パーセンタイルでした。1分に幾つの言葉を読めるかというテストなどで、持ち前の能力を発揮しているみたいです。教えてもいないのに、速読する能力があるようです。夫よりも私よりも、そして担任の先生よりも、本を読むのが早いらしいんです。私もその能力、分けてほしい・・・

ということで、二人ともがんばったので、懇談会後Orange JuliasとStarbucksでお祝いです。特にすぐ自信をなくしてしまう自閉症の息子にとっては、嬉しい1日になったみたいです。
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4 コメント

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Unknown (mam)
2008-03-03 13:03:25
自分の能力は中々見つけられませんが、子ども達が夫々の能力を発揮できて自信に結びついたでしょうね。

そちらの先生は一人一人をよく見てくださっているのですね。日本の教育現場ではどうなのでしょう

今日も子ども達に拍手です


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コメントありがとう! (キキのしっぽ)
2008-03-03 15:31:32
日本みたいに塾があるわけじゃなくて、学校で勉強しているだけなので、親は不安になりますね~。

私はいつも仕事で忙しくしていて、勉強もあまり見てあげてないので、どうなのかなって心配でしたが、それなりに実力がついているみたいなのでほっと一安心です。
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まぁぁぁ (種田)
2008-03-04 14:54:35
私にも分けて欲しい(笑)。子供の得手・不得手、もひとつわかりません。先生ともお話しする機会が少なく、フィードバックどうこうのレベルではないかも!?

息子さんも娘さんも、得意分野があるんですね・そして同じきょうだいでも、全然違うからおもしろいですよね。我が家はいたってふ・つ・う~~。元気で生きているからまぁいっか、という感じです☆そうそう、ウチも兄と妹で・2歳違いで~す。
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種田さん (キキのしっぽ)
2008-03-05 09:08:45
うちの子たちは、きっと日本の学校だと落ちこぼれると思いますよ!?特に算数とか、二人ともまだ九九があやふやなんです。うちのパパもそうだけど(笑)

子どもは、ゲンキなのが一番ですよね!!うちも健康であまり病気もせず、よく食べてくれるので(笑)一安心です~。
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