ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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我が心の原田真二

2005-03-25 19:54:40 | ドラマ・ワイドショー
昨日の「徹子の部屋」に原田真二が久しぶりに登場。
黒柳さんは26年前の成人式が最初の出演だと
語っていたけど、
その時、リアルタイムで見てました。
ついでに言うなら、
その前の年はまさに真二ブームで
紅白歌合戦に出演し、
透明なピアノに赤い薔薇が一輪
乗っかったところで弾き語りする彼を応援し、
成人式の日の「青年の主張」に出演した彼をまたまた
興奮しながら応援していたっけ。

最初は「レッツゴーヤング」
あのカーリーヘアで「キャンディ」を歌う彼に魅せられた。
ニューミュージックが台頭していた頃だったけど
テレビを拒否するミュージシャンが多い中で
彼は数少ないテレビに出る「シンガーソングライター」だった。
毎日新聞の歌番組をチェックして、
月刊「明星」「平凡」は必ず買い、
毎日テープに録音した音楽を聞いていた。
うちにはステレオがなかったのに、
デビューアルバム「FEEl HAPPY」は
どうしても欲しくて買ってしまい
友達に頼み込んで録音してもらったっけ。
松田聖子に書いた「ピンクのスクーター」も好きだったわ。

でも・・
彼が自分で作詞を始めた頃から違和感が付きまとってね。
彼の詩はどこか宗教がかってたし、韻を踏むのが下手で
文法もちょっとおかしいのが多かった。
たちまちシングルが売れなくなった。
でも作曲とアレンジの才能は天才的で、もうちょっと
賢く立ち回れば音楽業界の大御所なのに・・・って
いつも思っていた。

高校3年の時、一度ファンの集いで会うことが出来て
「あなたの歌詞はちょっと宗教っぽい」と意見した事があった。
「松本隆氏の詞の方がいい」って。
そしたら「自分のメッセージを伝える為には自分で書かないと」
って言っていましたっけ。
帰り、握手会の時、
「ご期待に添えるようにがんばります」って言ってくれた。
本当にいい人なんだなって思った。

思えば、彼の音楽は常に時代の先端をいっていた。
先端すぎて受け入れられなかった部分もある。
最初の「FEEL HAPPY」だって今聞いても
全然古臭さを感じないもの。
シンセサイザーを巧みに使いこなし、それが一般的に
なったころには和楽器を取り入れ、ダンサブルな音楽を
提供したこともあった。
彼の英語をがんがん取り入れたメッセージソングだって
今は一般的だし。

そして今は「環境チャリティ」に携わり
神社を回って「鎮守の森」コンサートをやっている。
この活動がNPO法人に認められたらしい。
昔の派手な活動をしていた頃を懐かしむ
気持もあるけど、
今、彼はようやく彼の目的とする音楽活動が
出来ているのかもしれない。
先日、NHK教育テレビの「天才テレビ君」の中で
彼の曲を聞いた。
私が中学3年頃にリリースされた曲。
今も色褪せないメロディラインと稀有なアレンジの才能。
日本の音楽業界がもっともっと彼の持つ
美しいメロディラインと重厚なアレンジ力を評価して
くれるといいんだけど。

コメント (2)
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