イノセント・ラブ

　いよいよ「流行語大賞」の季節になってきましたね。早いな

まるであっという間の１年・・・・　歳を取るってこういうこと。

色々候補が挙がっているかと思いますが、毎年流行語に選ばれるのは

本当に流行った言葉じゃなくて「国を明るくする言葉」なんですよね

だから・・・何だろう・・「何も言えねえ」「グー」とか「世界のナベアツ」とか

「ポニョ♪」とか・・・「ＣＨＡＮＧＥ」が一番おさまりがいいかも。

個人的には「あなたとは違うんです」かな

「毒入りギョーザ」とか「メタミドホス」「フリーチベット」はダメだろうな。

 

　イノセント・ラブ　

 

　佳音の兄は記者の池田を脅し、襲ってパソコンのデータを消す

　今度は殉也を狙ってくるが、キヨカの顔を見て唖然とする。

 

　怖い、怖いよ、このドラマ・・・・何が怖いって

主人公二人だけがぼやーっとしてにこにこ笑っているのに、周りの人が

誰も笑わないで鋭い視線を向けてる。

一番怖いのは佳音のお兄ちゃん　一体何者なの？あれで無実と

言われても信じられないってば。

（どうして殉也の家って鍵がかかってないわけ　みんなこっそり

侵入してくるんだけどそれも怖いわ）

 

　それに何ですぐに佳音の素性がわかってしまうわけ？パソコンで

検索すれば出てくる名前かな・・・　っていうか、そういう発想自体が

すでにおかしいかも。

 

　昴役が成宮君ってのは理由があるのかしら？「ブラッディ・マンディ」

と髪型も服装も似てるし、あっちは狂気でこっちはゲイ

うーん、アブノーマルである事は確かなんだけど

最近「ブラザー＆シスターズ」というアメリカのドラマを見てますが

これには当たり前のようにゲイのカップルが出てくるので慣れましたけど

成宮君が誰かとキスしたりベッドにいたりするのってやっぱ違和感が。

（相手が三浦春馬ならしっかりＢＬだけど、北川悠仁君じゃなあ・・・）

 

　結局、誰もかれも隠し事して主人公二人だけがなーんも

知らないというお気楽ドラマなのかしら？

あのお兄ちゃんとキヨカの間には何かあるみたいだし。

佳音はどうやらＰＴＳＤで記憶障害を持っているみたいだし

謎が謎呼ぶといっては何ですが「イノセント」かなあ

脱落しそうな雰囲気になってきました。

一体このドラマ、何を狙っているのかしらねーー

田母神論文、検証される２

　私達は多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価して

　　　いることを認識しておく必要がある。我が国が侵略国家

　　　だったなどというのはまさに濡れ衣である。

　　　私達は輝かしい日本の歴史を取りもどさなければならない。

 

　秦氏

「タイで、ビルマで、インドで、シンガポールで、インドネシアで大東亜

戦争を戦った日本の評価は高い」と国名を列挙するが日本軍が

華僑虐殺をしたシンガポールでは最近まで反日的な空気が

強かったと承知している。独立国だったタイも日本軍の駐屯で

被害を受けているので感謝しているとは思えない。

何より列挙には一番損害の大きかった中国が入っていない。都合のいい

話だけをつないだように見える」

「よその国がやったから日本もやっていいという事にはならないが、日本

だけが侵略国家だと言われる筋合いはないと書いてあるが、日本も

他の国も侵略国家だったとすれば論理が合わない」

 

　保阪氏

インドネシア独立義勇軍に加わり戦死した日本兵も多い。本当に東南

アジア解放の為に闘ったのはそういう人だが国は「逃亡兵」とした。

そういう事実を見もしないで都合のいい事を語っている。

「侵略国家とはどういう意味か。戦後、ひとつひとつの史実を検証

した上で「これは侵略だ」と認定してきた。中国を侵略した事は

政府でさえ認めたこと。否定するなら論拠を占めるべき。

 

　ふぶき

あの当時は列強と呼ばれる国はどこもかしこも侵略国家だったのでは？

たまたまナチスが強かったりアメリカが強かったり。

「勝てば官軍負ければ賊軍」とはよく言ったものです。

一つ一つを検証して「侵略だった」と認定してきた・・・・というのは

違うのでは？政府見解も「言わされた」にすぎないわけで

むしろ「長いこと日本は全てにおいて悪いと教え込まれてきたけど

よくよく検証してみたら違うじゃない」って方が正しいのでは？

 

　全体を通して

　秦氏

「論文と言うより感想文に近いが全体として稚拙と評せざるを得ない。

結論はさておき、その根拠となる事実関係が誤認だらけで論盧生もない。

 

　保阪氏

「昔の日本に悲観的なことを自虐史観というが、自省史観が必要なのだ。

輝かしいなどの形容詞で歴史を語ってはいけない。ナショナリズムを

鼓舞した時、それは偏狭な運動になる。歴史を語るのであれば事実に

謙虚でなければ。

 

　ふぶき

日本人ほど自分たちの歴史に批判的な民族がいるかしら？

アメリカは絶対に原爆や枯葉剤は間違ってないと言い張るし

韓国や中国は自国の歴史を検証する前に問題が起こるとすぐに

反日運動でナショナリズムを高揚させる。中国がチベットにした

事を「自省」しようなんて動きはないし、韓国は「対馬も竹島も

韓国領土」などと馬鹿な事を言いたい放題しているし・・・・

でも・・戦後、そんな侵略国家の援助を受けて大きくなったのはどこの

国なのかな

アジアでの評価を否定するのって、沖縄において「日本軍が悪い。

でも火炎放射器で土地を焼き払い多くの人を殺したアメリカは悪くない」

と言っているのと同じではないのかしら？

 

　現役幹部には擁護の声もあるとか・・・

朝日新聞いわく

「愛国心の高陽を呼びかける内容にひかれている」からだと言いますが、

正直「愛国心を持って何が悪い」と言いたいです。

朝日新聞は「愛国心＝軍国主義」と言いたいのでしょうが、じゃあ、

北京五輪聖火リレーの時の中国の「愛国無罪」ぶりに関してはどう思うの？

あれこそ怖い「愛国心」だったと思うし、他国に大勢おしかけて旗を

振り暴力まで振るった中国のやり方こそ「侵略」ではないのですか？

今、自衛隊に求められているのはやっぱり「国防」だと思うんです

北朝鮮が、韓国が、中国が、ロシアが・・・という状況において

「愛国心」なしに国を守る事が出来ますか？

イラクにさんざん派遣しておいて、愛国心なしにただ駐屯しろと政府は

言っていたのでしょうか？

どこの国でも出征する人には「国の為に闘う人です」と誇らしげに送り出します。

日本だけですよねーー後ろめたい気持ちで出征するの。

イラクでは死者が出なかったからいいようなものの、もし、戦死者が

出ていたら、国はどう対処したのでしょうか？

 

田母神氏の論文は飛躍しすぎの部分も多々あると思いますし、

確かにきちんと引用等の論拠を示す事が必要であると思います。

でももしかしたらこの論文の本当にいいたいことというのは

「国防の最前線にいる自分達が少しも評価されず、国を守っても

それを正しいと認められない今の状況を何とかしてほしい」

じゃないのかな・・・・

安保運動のさなかならいざしらず、今時はイラクへの派遣もありだし

もし、北から核弾頭が飛んできたら真っ先に迎撃しなきゃいけないし

領土も奪われたら大変だし、領空侵犯やら多々あるし。そういうときは

命を張ってもやっぱり立ち向かうべきが自衛隊のあるべき姿だと。

つまり「誇り」を持ちたいのではないかと思うんです・・・・

かつて国の為に戦った人達が長い間その事に対して口をつぐまなくては

ならない状況がありましたよね？

戦争に行ったのに「人殺し」なんて言われたりして

そういうの、たまらないと思うんですよ。ほんとに。

香山リカ氏のように

「殺すより殺された方がいい」と言う考え方が正しいんでしょうか・・ねえ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

田母神論文、検証される１

　本日、田母神元幕僚長が国会に参考人招致されるそうですね

麻生総理も真剣に考えないと。

あの方、常に笑顔で・・・それは本当に素晴らしい事なんだけど、

「北の家族」で何を食べたか聞かれて「ほっけの煮付け」はないんじゃない

そんなもんないよ

まあ、そういう所がいかにも「おぼっちゃま」といえばいえるけど

今時、あの世代で漫画読んでる人なんて珍しくないだろうし、いつまでも

「ゴルゴ１３」と「こち亀」じゃなくて「ブラマン」とかせめて「デス・ノート」とか

言って欲しいかも。

 

　自省史観かあ・・・・・

 

　産経新聞１面を使って田母神氏の懸賞論文を載せていたようですが

うちは産経をとってないので、朝日の方を見ました

毎日毎日テレ朝「やじうまワイド」では「田母神氏のような人が存在する

事が怖い。恐ろしい」と言ってますが。

（吉沢アナ、言わされてると思いたい）

イマイチ、何が恐ろしいのか怖いのかわかりません。

「日本はどうなってしまうんだろうと思います」と言われても

田母神氏の懸賞論文ってそんなに影響力があるんですか・・・みたいな？

（テレ朝は何気に煽って自爆しているような気もしますね）

 

　日本は１９世紀の後半以降、朝鮮半島や中国大陸に

　　軍を進める事になるが相手国の了承を得ないで

　　一方的に軍をすすめた事はない。日清・日露戦争によって

　　国際法上合法的に中国大陸に権益を得てこれを守る

　　為に条約等について軍を配置した。

 

　秦郁彦氏

「これは思い違いだろう。満州事変はどうだったのかと反問するだけで

崩れてしまう論。満州事変は日本の関東軍が謀略で鉄道を爆破し

一方的に始めた戦争だ。日中戦争も大東亜戦争も相手国の了承なしに

始めた戦争だ。

 

　保阪正康氏

「史実を押えれば田母神氏のような解釈は出来ない。西欧列強も

アジアでの支配を合法化した。だから正しいというのは歴史の見方では

ない。帝国主義の支配は被支配者より何倍も狡猾だ。

「多少の圧力を伴わない条約など存在した事がない」とも記述しているが

子供の言い訳に等しい。

 

　ふぶき

「日中戦争や韓国併合についてはまだまだ検証の余地ありでしょうね。

難しくて中々理解できないのが正直な気持ちです

（すいません、バカで）

まあ、リットン調査団とか入ってたし、合法的だったというのはちょっと

言いすぎのような気もしますが。

でも、あの当時、中国は内戦中だったのよねーー侵略されている時に

内戦中？

でもって、保阪氏にお聞きしたいの「正しい歴史の見方」って何？

 

　蒋介石はコミンテルンに動かされていた。コミンテルンの目的は

日本軍と国民党を戦わせ、両者を疲弊させ、最終的に毛沢東共産党

に中国大陸を支配させる事だった。我が国は蒋介石により日中戦争

に引きずり込まれた被害者である。

 

　秦氏

「国民党内にコミンテルンのスパイがいたから蒋介石はコミンテルンに

動かされていたなどと言うのは風が吹けばおけ屋がもうかる式の

強弁だ。歴史学では問題にされていない。

 

　保阪氏

「国民党に共産党がスパイとして入っていたのは事実だが、コミンテルン

が国民党を動かしていたというのは間違い。

「陰謀史観」で歴史を見るようになると何でもそれに結びつける。

「蘆溝橋事件で誰が撃ったか」は本質的な問題ではない。

中国で日本軍が軍事演習を行っていた背景を見なければならない。

 

　ふぶき

「うーん・・・コミンテルンの話はよく知らないです。でも、国民党が

関東軍を利用したと言ってるわけですか？そういう側面もあったのかな

って。単純じゃないですよね。戦争って。

 

　日本はルーズベルトの仕掛けた罠にはまり真珠湾攻撃を

　　　決行する事になる。

 

　秦氏

「バージョンを変えて繰り返し出てくるルーズベルト陰謀説だ。ミステリー

小説の類。学問的に全く相手にされてない。

 

　保阪氏

「米国が日本に先手を打たせたかったというのは事実だろう。だが、

日本外交の失策に目をつぶって共産主義者が悪いというのは

おかしい。政府や大本営が米国を見誤った甘さの方が問題だ。

日本が正しくてはめられた、などという論は無責任だ。

 

　ふぶき

「でも実際、真珠湾攻撃は予見していたのにわざと先手を打たせて

自国民を犠牲にしたのはアメリカじゃないのかなあ。

戦争回避したかったらもうちょっと交渉したのでは？学問的にも

今は「アメリカ先手説」は認められているような気もしますが。

それに「日本が正しくてはめられた」とは書いてないんじゃ・・・

結局、アメリカは賢かった・・って事じゃないの？