出演者について
安蘭けい・・・ミツコ。ヅカ時代から私が安蘭に持っていた印象というのは「歌唱力はある
けど、演技力が平坦」でした。どこか心ここにあらずで表面的な演技をして
いるような感じ?それが女優になったら余計に出てしまった
1幕の小娘ミツコはかつらも衣装も「なんじゃこりゃ?」で、声音を上げている
のが妙にわざとらしいっていうか・・・大地真央二世?
恋をした事がないのかな。ハインリヒを愛しているようには見えないし
当然「母親」としての慈愛のまなざしも感じられませんでした
女優を続けるならまず「恋」を演じられなくては。そこに柔らかさとか色気とか
可愛げが出てくるのです。今の安蘭は男にも女にもなりきれてないかも。
マテ・マラカス・・・ハインリヒ。
見た目は大変よろしい。日本語も随分頑張ってはいたけど
やっぱり聞き取りにくい言葉が多々ありました 歌も、キーがあって
ない?それとも疲れてきた? 彼の個性を出したとは言えないのでは?
ジュリアン・・・リヒャルト。歌はまだまだだなあ。ひっくり返りそうになる部分もあって。
でも何て可愛いの おばちゃまは一目ぼれ
14歳も年上のイダと結婚するって言ったらそりゃあ、怒るわ。プン
うちの可愛いジュリアンをたぶらかしおってーーみたいな?
今後、二枚目系の俳優さんになっていくのでは?ルドルフあたりどうでしょ?
そしたらおばちゃまは見に行くわよーー
AKANE LIV・・・・イダ。
神月茜ちゃんじゃありませんかっ 背丈はあるし歌唱力抜群だし
演技力もあるし。ああ・・いい男役だったのにーー宝塚は本当に
人材の無駄遣いをしたのね。
イダとして年下の夫を支えるよい奥さんぶりが微笑ましかったです。
地声は低いのに、本当に高い声まで出るんだなあって。
増沢聖・・・成人リヒャルト。この方は可もなく不可もなく。髪の色・・何とかして欲しかった。
あの可愛いリヒャルトが何でこんな風になるの?って。
未来優希・・・ミツコの母。日本人記者。その他。さすがに「エリザベート」で
見事な皇太后を演じただけあって、「母」役はもってこいって感じですね。
安蘭と未来の何が違うって、目に宿る「感情」なんだと思います。
「ロミオとジュリエット」の乳母が楽しみ。
大月さゆ・・・日本大使館の娘。
いくつの設定なのかな。服が女子校の制服のようで、それがまた何とも
似合って可愛いです。ジュリエット、彼女でいいじゃん?っていう感じ。
(ジュリアンとさゆちゃんならぴったり)
男役が女性の役をやっている中で、娘役が女性の役ですから、。非常に
たおやかで美しく可愛い。私がハインリヒなら彼女と結婚したいです。
この作品、安蘭シンパの方々以外にリピートは難しいでしょう。安蘭シンパの
方々も2幕目を見たいかどうかはわかりませんが。
「mitsuko」を通して私達は「国境を越えた愛」至上の愛を見たかったはずなんです。
なのに小難しい政治劇を見せられるハメに。時代が妙に「エリザベート」とかぶって
いる部分もあり、ヅカファンには「そんな事しってるよ」的な感じもあったんじゃ?
確かにミツコの人生は波乱万丈だったのは前半のみで、後半は描きにくいと思います。
だからそこをどう書くのかなと楽しみにしていたのですが。
しかし、それでも安蘭けい様いる限りこの作品は「名作」になるかもしれませんし
上演を続けるかもしれません
安蘭に関して辛口で書きましたけど、早く天海路線でいくのか、それとも一路路線で
いくのか決めないとチケットは売れるけど業界の評価は得られないと思いますが。
そうすると、歳をとってから苦労するんじゃないかと。
それいしても元雪組総出演とは・・・・