今朝、ジュニアの部屋で彼が書いた「ラブソング」らしき詞を発見。
(夜間バイトでいなかったし、シーツを洗濯しようと思って偶然みつけました)
たったそれだけのことで何だか安心しました。
「ママしてるぜ」って台詞もあったけど。
名前をなくした女神
ユウコ → ちひろと和解。リカコに入学願書を破り捨てられてしまう。
ちひろ → 夫のセクハラ疑惑がいやがらせだったことが判明。
リカコ → 夫から離婚を言い渡される。ユウコの入学願書を破り捨てる。
レイナ → あやかがおねしょして、プレッシャーによる精神的圧力を感じて
いる事がわかり、夫婦で協力する。
リカコさんさあ・・・素直になった方がいいよね。
夫から「離婚して欲しい」と言われて「受験終わるまでまって」ってあっさり
言っちゃうとはっ
「それだけ?」
「だって仕方ないじゃない」
本当にそれだけ?って私も思っちゃったよ
こういう時「別れたくない」って泣いたら可愛い女なんだよなーーでも
リカコさんはプライドが高いから取り乱すことが出来ない女性。
そんな彼女がユウコの仕事や家庭に嫉妬するというのはわかるけど、
だからって入学願書を破り捨てるという行為に繋がるのが信じられない
完璧な逆恨みでリカコさんともあろう人がそんな事をするなんて。
「閉鎖された世界の中の悪意」が「ママ友」の世界だとしたら怖い。
視野狭窄に陥ってしまう。
ユウコのドールハウス作りの才能も、客観的にみれば「すごいね。いいね」で
すむことなのに、相手がママ友で密かに「自分より下」だと思っていた人物
だったりすると、もうどうしようもないのかな 泣いて謝った長男が可哀相。
ちひろもさあ・・あんなに旦那が劇的に変わってくれたんだから、許してあげても
いいんじゃないか?と思うけど、まだ心にひっかかってるのねーー
みんな妥協できない性格なの?
レイナの所は落ち着いたけど、あの旦那が急に心変わりして「いい夫」になる
過程がイマイチよくわからなかったです (親友の奥さんの強引さに引いちゃった
んだろうけどそれって自業自得だしね)
結局、一番怖いママ友=リカコだったわけねーーこういう人を敵に回すと
かなりやっかいなのかも。
来週は最終回です。どうなるの?
下流の宴
翔は「お金もいらない。今で十分」といって祖母を失望させる。
娘は正社員をやめて派遣に変わる。
珠緒の弟が上京。翔が保険証を貸したばっかりに警察沙汰に。
今回、一番ウケた台詞が・・・お金もいらないしやりたい事もないし
今のままで十分幸せと言い切る翔に
祖母 「なんて覇気のない」
翔 「覇気ってなに?」
ですねーーちょっと難しい言葉を使っただけで「〇〇って何?」って聞かれる事
程いらつくのもなくて、つい「こんな言葉も知らないのは本を読まないせい。教養が
ないって暴露してどうする 20歳にもなってこんな言葉を知らないなんて情けない。
よくそれで大きな事が言える・・・」と延々と怒鳴り散らす私であった
それでも我が家の場合は翔と同じように単純に「?」って顔して、真顔で
「何で怒るの?」って聞くもんなあ
「翔ちゃん、何も欲求がないって事は死んでるのと同じ。翔ちゃんはまだ20歳
なのにもう死んでるの」って由美子さんの台詞も至極当然。なのに「そんな事
言われたら傷ついちゃう」なんてよく言うよーー
傷ついているのは親なのに・・・
おばあちゃんの「医者の妻だったけど夫が早くなくなって女手一つで娘達を大学に
いかせた」武勇伝も「100回聞いたけどそれが何?」だもんね・・・
珠緒の弟に「兄さん」なんて呼ばれていい気になった翔君は、保険証を貸して
トラブルに巻き込まれ・・・でも、あまり反省もしてないみたいだし?
保険証って親の扶養に入ってるんだよね?自分が養われている身だって自覚が
ゼロ なんなの?この欠落は。
珠緒の方がかなり前向きの自立派。学歴差別する由美子を前にして、
「私が医学部に受かったら結婚を認めてくれるんですか」って詰め寄るし。
こうなると珠緒は一直線かも。でもそういう一直線女、翔君は嫌いだよね?
由美子の「学歴・職歴による階級差別」という考え方は日本の戦後の思想よね。
(だから皇太子だって学歴と職歴で妃を選んで下流に陥ったわけだし。もし二人が
一般人で娘が小学4年生で不登校で発達障害だったら・・・)
下流の定義 → 低学歴による低所得による貧困。親が高学歴でも子供が
低学歴で低所得だと結果的に「家」が存続せず、親の老後も真っ暗闇。子供と
心中するハメに? 当の子供(次世代)は自分達を「下流」だと思っていず
あるいは「下流でも全然平気」と思っている。
これからの社会は一部の上流が下流を養うような社会になるって。つまり、中流が
いなくなるというわけね。
何でこうなったかを夜中に目がさめたので考えてみました。
昭和ヒトケタ世代(祖父母)
→ 「仕事」という名の下に好き放題していた夫と不満があってもいえない妻の世代。
憲法改正によって「男女平等」といわれはしたものの、実際は「男黄金期」
昭和30年代後半から40年代世代 (両親)
→ 「甘やかされた息子」と「母のようにはなりたくない」娘の世代。
変わらない男性。自立と平等を勝ち取るために仕事も家庭も育児も全部一人で
頑張り、尚且つ夫を啓発しようとして挫折した。希望は「子供」のみ?
平成生まれ (子供達)
→ 親の愛を「重い」と感じるくせに「愛されてない」と文句をいう世代。
息子は「自分に希望を託すのはやめて」と最初から親に叶わないと思ってる。
娘は「母のように頑張りすぎて疲れたくない」ので「セレブ婚」で地位向上を。
多分、戦後から「自分を大切にしよう」運動で、自分達の存在が幾世代ものDNAの
継承によってあるんだという事を忘れてしまったがゆえに「種の保存」にうとくなり
次世代のへの継承も考えないから「向上」しなくていい。今のままでいいって話に
なるのかなあ産む「性」である女性の方が男性よりも本能的に生きる力が強いのかも。
一方で石川遼・小塚崇彦・福原愛・宮里藍のような「親の敷いたレールの上を素直に歩き
優等生のまま一生を終える」タイプもいて。彼らは多分「上流」に位置するでしょう?
優等生か劣等生の2タイプしかいないのか・・・・
わかりません。もう。
レールを敷いて乗っけることに失敗した「親」なんだなあと思うだけです。