最近は週刊誌を全く買わないし、店頭で読む事もないのですが、今日はヨンジュナの
稽古事に付き添ったついでに本屋に寄ってちらっと週刊誌をみたら、
今日発売の「女性セブン」の表紙に「宝塚歌劇団」の文字が・・・・
何事が?と、つい買ってしまいました。400円も出して
以下、そのレポです。
宝塚歌劇団 チケット残酷物語
9月中旬の平日。宝塚大劇場 「仮面の男」(雪組)が上演中
一階席は8割の入り、2階席は空席が目立つ。結局2550人の客席は半分も
埋まっていなかった。
今年2月12日付の読売新聞によると、2010年度の来場者数は100万人を
割り込み、2月の段階で80万人にとどまっている。
草葉達也氏 「15年後に宝塚はなくなるといわれている」
「宝塚がファンにとって身近なものではなくなったから」
原因 → スカイステージ開局以来、地上波の放送がなくなった。
ファミリーランドの閉鎖による家族の取り込みが出来なくなった。
つまり「子供の頃に宝塚に接する機会がなくなり、次世代ファンが育たず
ファンが高齢化している」
玉岡かおる氏 「昔に比べて組異動が多いから」
組の特徴がなくなり、組ファンの現象
番手が上がっていくジェンヌの成長を楽しむ事が出来ない
さらにジェンヌには今までにない苦労が強いられている。
今年、タレント契約を断られて退団したA子さん。さばけるチケットが少なかった
から?
「お茶会を開いたり、有力な支援者がいれば食事やお酒にもつきあったり
セクハラまがいの行為を受けたりする事もあった」
トップ → 200枚以上
2番手・3番手 → 150枚以上 などのノルマがある。
売れなかったら自腹で引き取る。
悲劇のトップ・・・・貴城けい (1作退団)
悲劇の2番手・・・彩吹真央 (トップになれなかった)
特に彩吹退団に関してはVISAがついていた音月桂がトップになった事で
ヅカファンに劇団への不信感をあおることになり、観客が減った。
玉岡氏
「ゲーム原作や韓流ドラマのミュージカル化などをやる前に、宝塚本来の
魅力をしっかり伝えればファンは戻ってくる」
宝塚のHPで当日券を見ると「多数用意しています」
あらまあ 珍しく辛らつな記事だなあと思いました。
大劇場・・・そんなに人が入っていないんですか。東京ではあまり感じませんけど。
まあ、現在公演中の「仮面の男」は児玉っちの駄作中の駄作と言われている作品
なので人が入らなくても仕方ないとは思いますが
そういう「ファンしか知らない事実」はあるにしても、ジェンヌがいくらチケットを
さばけるかで実力とか人気とか関係なしにトップが交代していく・・・というような
ことが記事になった意義は大きいと思います
で・・今年辞めたA子さんって誰?
何でも2番手や3番手じゃないけど重要な役が与えられ、ファンも少なくなかった
らしい。初のタレント契約という事は研7以上くらい?
宝塚の観客動員数が落ちているのは事実ですよね。
でもこれは「ジェンヌへのノルマ」が厳しく、それゆえに実力が認められずに退団
という流れとはまた別の問題だと思っています。 また立地上の問題とか、放送が
どうのという問題も付属的な事で、一番の要は
よい作品がない
これに尽きます。
今までにも何度もブログで書いて来ましたが、劇作家のレベルが低すぎるのです。
児玉明子、木村信司は即刻クビ。植田景子は一から勉強しなおし。
早急なショー作家の育成も必要。荻田浩一が宝塚を見捨てた事がファンの心に
傷を作っているのです。
チケット代が高い
S席の範囲が広すぎて、高校生や中学生は見れないのです。いくら地上波で放送
されても、私がDVDを一生懸命見せても「劇場に通うお金がない」のは事実。
「お金持ちの道楽」への道をまっしぐらに向かっているんですよ
また、ファン倶楽部からチケットを買う場合、いまだに存在する「お花代」とそれに
まつわるクラブ内での力関係 こういうのも鬱陶しいと思う若手が多いのでは?
音楽学校提訴事件
去年から今年にかけて、とにかく話題をさらっとはこれ。
私の友人などはすっかりこれがトラウマになってしまい、ロケットを見る度に
「あの中に96期がいると思うと気持ち悪くて拍手できない」とまで言うのね。
この事件は宝塚の貴重な「高齢化してもくっついてるおばさまファン」をも敵に
回しました
それにも関わらず夢華あみの抜擢でさらに印象が悪化・・・・ 修復不可能な
程にしてしまいました。
VISA提供も減ったでしょう?企業からもそっぽ向かれているわけです。
それに付随して宝塚市の劇場に関しては
交通の便が悪い。宿泊施設の少なさ
ファミリーランド閉鎖や高層マンションなどの建設による「宝塚テーマパーク化」の
失敗。
などがあるのでは?スパリゾートみたいに無料シャトルバスでも出せばまた違うかも。
無論「スターの小粒化」もあると思います。
「男役のあり方」「娘役のあり方」はプライベートでも求められる事であり、
その継承が大事なのに、それが出来ていない。
宝塚を本気で愛していないジェンヌが多すぎてファンもドライにならざるを得ない。
女性セブンの記事のように責任を全部「ジェンヌのチケット事情」にされては
困るのです。
一番の問題は企業のあり方の問題なんですから。地元の人達に支えられてここまで
きたことを忘れてはいけないのでは?