「あまちゃん」がすごいなあと思うのは、クドカンが「東北人」の生態をよく知っている所。そりゃあ
宮城出身なんだから当たり前だけど、彼ら世代が「ばっぱ」達に感じたいやーな部分もコミカルに
さらりと語ってしまう所かな。
海女のおばさん達が集まって、色々愚痴が始まると悪口大会になる 一体何を言われているのか
そりゃあ回りは戦々恐々、それが噂になって広まったらまたまた大変。
本当はあんなに大っぴらに明るく悪口は言いません。もっと暗くてジメジメしてて、意地悪な雰囲気丸出し
なんですけどね ユイのお兄ちゃんの疲れっぷりが憐れで。
明るく語っているけどばっぱ達の言う事は非常にキツイ。若い人たちはそういう所で「田舎は嫌だなあ」と思うんだよね。
衛生劇場「古いドラマ」シリーズのお話。
また「おやじ太鼓」の話で申し訳ありませんが。
お父さんは60歳で、長男は父の会社で働き、次男は足を引きずる障害者(今なら障害のうちに入らないけど)
だから家事手伝い?三男は2浪して大学生、長女は働いてて4男は浪人中、侍女は高校生・・・・という設定。
次男は学生運動をやってる女の子が好きで悩んでいる。
当時のお金持ちの家には表門と裏門があって、家族は裏から出入り。
表から出入りするのはお父さんと長男。
土曜日は半ドンでお仕事は午前中だけ。
昭和40年代でも父親には敬語を使い、きちんと座って「ただ今帰りました」とか挨拶するんだーーと感心。
もう一本は、昭和30年の松竹制作映画「この世の花」これは10部構成になっているもので、原作は北条誠という人。
若き淡路恵子さんが「お嬢様」の役 (今じゃすっかりバラエティ・・・・)
大企業の専務理事の娘久美子と、書生の有川の身分違いの恋。それは学友であり久美子との結婚を望む
吉野の手によって引き裂かれ、有川は書生を辞めさせられ、久美子は吉野と政略結婚・・・・
その時、久美子のお腹には有川の子が。
いやーーどこかで見たシチュエーションと思っていたら、まるで韓国ドラマそっくり
韓国ドラマの原点は日本のメロドラマだったのねーーーーヨン様がでてた「初恋」によく似てる。
ただ韓国ドラマと日本お違いは、父親が徹底的に相手を潰そうとするかしないか。要するに何でも潰して
復讐劇にしたがるのが韓国ドラマで、日本の場合はもっと穏やかだなあと
戦後、復興の時代、華族制度は消えてもまた「身分制」の残り香がかなり強かったって事でしょうか。
ただ久美子さんは「華族」じゃなく、大企業の令嬢で父親は汚職疑惑がつきまとっている。
それこそが戦後民主主義新興貴族のお話ですよねーー
幽かな彼女
地縛霊だった幽霊が記憶を取り戻した事で浮遊霊になってあちこち行ける・・・というのは
かなり無理があるような気がするんですけどね
やっぱり杏ちゃんを部屋に閉じ込めたままでは話が進まないと思ったのでしょうか。
それにしても京塚さん。可哀想。あんなお父さんならいなくていいよーー
娘が問題を起こすとすぐに「留学させる」という。
これってどこかの家のメンタリティと同じかも。そいでもって何年か留学すれば「帰国子女」扱いですか?
やった事はひどかったけど、これは最初にいじめを受けた時の親の対応が悪すぎ。
でもだかららって何で神山先生がいきなりクビに?
今回の副校長は感情的になりすぎて間違えたのでは?
そして・・・前田のあっちゃん、一世一代の名演技。
これで開眼すればいいけどね。