一体、「真実」とは何なのか。
目の前に明らかにされている事。検証されている事。
私達庶民にとって「真実」をどう「真実」として認識するかといえば
数々の情報の中から選び出した事柄。写真や画像やその「言葉」だったり。
目の前に明らかにされている事を「真実」としなかったら、一体何が「真実」なんでしょうか。
その「真実」を目の前にぶら下げられてもなお「いや、それは真実ではない」と
言い張るなら、それはもはや異次元の民族の思想です。
「真実ではないのにあらゆる証拠を携えて真実だというなら名誉棄損」という思想も
日本人にはありません。
・・・・自分でもちょっとわけのわからない文章になっているのはわかるんですけど
被爆者に暴言「死にぞこない」
修学旅行に長崎へ行った横浜の中学生。
被ばくの「語り部」森口貢氏に対して「死にぞこない」と暴言
私語を続けていた生徒に「聞く気がないなら出て行け」と言ったら
「そうしたやりとりに腹が立ち」
「死にぞこないのくそじじい」「手を叩け」と暴言を吐いた。
その時、引率していた先生が注意するもおさまらなかった。
森口氏は手紙で学校に抗議。校長が謝罪。
校長は「平和学習の前に、子供たちの人を思いやる気持ちを育てていただきたい」と
言っているようですが、何だか的外れのような気がします。
校長としては「この恥知らず!土下座して詫びろ」と言うべきだったのですね。
でも、今時、そんな事を言ったら保護者から「原爆を経験した事のない子に色々
話されてもわかるわけないじゃないか」とか「ちょっと思い余っただけなのにひどい」とか
いってPTAが騒ぎ出すんだろうなあと。
思いやりとかいう前に「年上に失礼な事を言ってはいけない」
「人の説明はきちんと聞かなくてはならない」
それが先でしょ。被爆者を思いやる事なんて、もっともっと高度な事ですよ。
どんな理由があってもやっていい事と悪い事がある。中学生はやっていけない事を
したわけで。
なぜ、この中学生が暴言を吐いたか。
それは叱られたからでしょ
「何だよ。他人のくせに偉そうに注意しやがって。こっちは好きで聞いてるんじゃない。
金貰って説明してるくせに客に向かって生意気いうな」
という非常に「上から目線」の子達だったのだと思います。
ゆえに、非常にプライドが傷ついてしまいしかえしをしてやろう・・・・・・
あれ?この思想。東宮御所のあの方そっくり。じゃあ、中学生も怒る事は出来ないかも。
「戦争」を実感する事は難しいと思います。
私達だってそう。私などは東北で育ちましたから、いくら本で
広島や長崎の話をされても、今一つピンとこないって言うか、遠い場所の出来事のように
思えたのは事実です。
しかしながら、それが戦争であっても事故であっても、多くの人が亡くなった中
数少ない生存者に「死にぞこない」と言えるでしょうか
この言葉は単なる暴言ではなく、非常に憎しみのこもった「呪い」の言葉に聞こえます。
そんな恐るべき言葉を15歳の少年達が吐いたという事が問題なのです。
こんな事を簡単に言える背景には「戦争は悪いこと。それを引き起こしたのは
他ならぬ日本人でそれで原爆を落とされたんだから自業自得」という反日教育の結果が
あるのでは?とまで思うのは考えすぎ?
森口氏は元教師・・・らしいし。(日教組むにゃむにゃ)
皮肉な結果だなあと思います。
この中学生達が将来「自分達はとんでもない事を言ってしまった」と感じる日が来るでしょうか。
太平洋戦争の真実を教えないでいて、やれ原爆だの沖縄だのって修学旅行で行っても
意味がないのでは。
ディズニーランドへ行くのと大差ない・・・と思うと、あまりに悲しすぎますが。