質問にお答えします。
その前に。
「内廷費」=3億2400万)天皇一家+上皇夫妻
・人件費
・物件費・・・お手元金
「皇族費」=9150万円・・・秋篠宮家の場合は4人で1億895万円
「宮廷費」・・・宮内庁が管理する儀式や重要公務などに使うお金
で分けられていますね。
数字だけ見ると、「秋篠宮家も結構貰ってるじゃん」と思うかもしれませんが、これに
・医療費10割
・御料牧場定価購入
・出張費・・宮家持ち
となると、かなり違ってきますね。
2017年、皇太子一家がオランダ静養に行きましたが、1億かかったと言われています。
年間予算の3分の1がたった数週間にかかってしまう。それではあまりりにも両陛下の公務に差しさわりがあるので、別口から出したと言われています。
それが機密費だったんではないかとの疑いがあります。
2011年、愛子内親王が風邪で東大病院に入院し、それが「雅子妃のプチ家出」と言われました。
そんな熱があったり、容体が悪くなかったのに突如VIP部屋に入院し、毎日精養軒から料理を取り寄せていました。
しかし、天皇陛下がマイコプラズマ肺炎になり入院の必要性が出て来たので、追い出されたのは有名な話。
宮家の財政では病院をホテル代わりには出来ないと言う事です。
では、女性天皇はなぜ結婚出来なかった。
女性天皇が立つとき
次の天皇たるべき男系男子の皇子が複数いる
次の天皇になるべき男系男子の皇子が幼い
という理由がありました。
つまり、順当に行くとこの皇子なんだけど・・・嫌だな、そうだ、蘇我、藤原の血を引く女性を無理やりにでも皇位につけちまおう。
その間に、彼らが推す皇子が誕生、あるいは成長するだろうと。
そういう思惑がある時、女性天皇が誰かの子を身ごもったらどうしますか?
早い話、称徳天皇が道鏡とチョメチョメしちゃって妊娠したら・・・・
生まれた子は「女系」になり、「父が平民、母が天皇」になってしまいます。
そうなると、元からいる男系男子の方は黙ってはいられませんよね。
「私の方こそ正当な後継ぎである」とそこで戦が始まるかもしれない。
ゆえに、女性天皇は未亡人もしくは独身の女性と決められているのです。
つまり「皇統の安定の為」です。
令和のように、「男系男子がいるのに女系でいい」なんていう考え方は2000年の間、起きた事はないしあってはならない思想なのです。
余談ですけど、もし称徳天皇が妊娠したらどうなっていたんでしょうね。
あの方、藤原仲麻呂とも関係があって、母と子で一人の男を奪い合っていたようだし。
前日も出た厩戸皇子の母、穴穂部間人皇后はの立場も、厩戸皇子があと10年年が上だったら違っていたかもしれません。
厩戸皇子を筆頭に幼い王子ばかり抱えていたし、また皇后として地位にいたのは2年ぐらいですか。女帝にするには身近過ぎるキャリア。
さらに彼女は田目皇子と再婚して子供を産んでいますので、最初から女帝にしようとうごく豪族はいなかったのでしょう。
また、余談になりますが、明治になるまで内親王は「結婚しない」のが普通でした。なぜなら内親王より身分が上の男性がいないからです。
「源氏物語」の藤壺宮は先帝の四の君ですよね。
それが今上に嫁いだ・・というめちゃくちゃ幸運な女性だったのです。
内親王、女王は生まれた時に「宣下」を受けることもなく、そのままひっそりとお寺に預けられることも多々。
なぜなら天皇家の貧しさというのはあるでしょう。
明治になって、明治天皇が細くなった皇族の幅を広げる為に、次々宮家を作らせ、4人の内親王を嫁がせて権威を与えた。これは明治だからこそ出来た事です。
そう考えると、今はとにかく一般人に降嫁出来るのですから幸せですよね。
「源氏物語」においても内親王の結婚の例は数例あり、藤壺宮以外でも、例えば大宮は光源氏の父帝の姉妹です。彼女が左大臣に降嫁し頭中将と葵上をもうけています。
朱雀院の女二宮は柏木(柏木の死後のち夕霧)に、女三宮は光源氏に降嫁していますし、実際平安時代でも摂関家をはじめ内親王の降嫁はございますので決して稀な例ではないのではないかと存じますが、いかがでしょう?
八幡和郎さんも皇位継承権のはく奪というのはよくよくのことでないと行ってはならない、また歴史上にもめったに例をみない、と書いておられました。皇位継承権を持つ男系男子が存在するのに愛子天皇をというのはほんとうに無茶苦茶な理論なのですね。
ところで、女性週刊誌やAERAで先日の午餐会の記事が上がってきていますが、どれも愛子さんの話ばかり。主役のケニアの大統領についてはほとんど触れられていませんね。
皇族による国際親善というのは、相手国の理解を深めるためのもの。愛子さんが国際親善をなさったというのなら、国民が愛子さんを通じてケニアについてよりよく知ることができなければなりません。それを大統領はほったらかしで日本人にとって言われなくてもよく知ってる内親王のことばかり記事に取り上げるのは、皇族の足を引っ張ること(ーおみ足をお引っ張りする?でしたっけ)になると思います。
まず近世の皇女数は96人うち10歳以上まで生存したのが54人で40人が生涯独身でした。
婚姻した皇女14人のうち内親王は12人います。
内親王宣下を受けなかった皇女は
後水尾天皇第一皇女 梅宮
第三皇女 女二宮 です。
婚家内訳は
天皇家1人、将軍家1人、摂家9人、
親王家3人 です。
因みに門跡寺院に入る皇子は皆親王宣下を受けますが、比丘尼御所に入室した皇女は1人の例外を除くとどなたも親王宣下は受けていません。
内親王の尼さんは存在しなかったのです。
内親王の御領は300石なので、少ないなと思います。
特に愛子さまとお話しなさった投資関係の閣僚の方のお顔もまともに写さず、失礼極まりない。
経済関係や政府関係サイトには、フォーラム出席や会談をなさったことが掲載されていますが、午餐会関連のニュースサイトではほぼ無視。お名前を挙げているメディアはマシな方。
なんなら、天皇陛下より皇后と愛子さま!という感じ。これを不敬と言わずして・・・あ、これは陛下の自業自得か・・・