ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

今期のドラマを振り返る

2012-03-21 07:43:44 | ドラマ・ワイドショー

 今日は「相棒」最終回スペシャルで、ミッチー最後の回になります。

クローンを取り上げるようですが、これって今の流行でしょうか?

WOWOWの長澤まさみ主演「分身」もクローン人間が題材になっていましたし

CSIマイアミでも題材に・・・・

面白いネタだなあとは思いますが、現実味があるかどうかって所かなあ。

 

さて。

今期のドラマを振り返ってみましょうか。

まだ終わってないのもあるけどね 最終回寸前で脱落したのもあるし。

1位・・・・13歳のハローワーク

2位・・・・ストロベリーナイト

3位・・・・最後から2番目の恋

4位・・・・理想の息子

5位・・・・聖なる怪物たち

 「13歳のハローワーク」はよく出来た脚本でした。

  人間誰でも「小さい頃からやりなおしたい」と一度は思うもの。

  でもそれをドラマにするのは至難の業。それをさらっとやってのけた感じ。

  バブル時代の浮かれようと現在を比較し、「なるほど」と思った視聴者も多かった

  のではないかと 毎回、何となく納得してみる事が出来ました。

  「ストロベリーナイト」は失速気味の「相棒」に変わって刑事ドラマの王道を行く

  事になるかもしれません。(映画化も決まったし)

  竹内結子の多少固い演技が気になるのはあるけど、役柄的には似合ってるかな?

  相棒役の西島秀俊の「王子さま」っぷりが女性から見ると「萌え」かも

  高嶋兄とか、武田鉄矢とか、脇も充実していますし。

 「最後から二番目の恋」これはなんと言っても中井貴一の演技が光る作品。

   どうって事ない日常生活の中でアラフィフの男女の「本音」に「そうだよなあ」と

   ため息をつきながら見ている自分がいます

   一昔前なら45歳の女性が恋をするってあまりドラマにならないような気がしますが

   今時の45歳は若いっ 見た目も体も若いんでしょう。

   それはいい事なんじゃないかなあ。

 「理想息子」は雑誌等でめちゃくちゃ書かれていて「ワースト1」の評価もある

   ドラマですが、野島信司のこの作品にかけた思いは、そんな軽いもんじゃないと

   思います。母にとって「息子」とは何か。母性とは何か

   どこで線引きをするか・・・など、メッセージを究極の「母ちゃんが好きな息子」を

   通して語るという斬新なドラマだったと思います。

   まあ、ちょっとギャグに走りすぎたかなとも思いますが。

   (そういうのはクドカンの得意技だしね)

 「聖なる怪物たち」は視聴率の悪さにあえぎ、結果的に打ち切りのような形で

  終わってしまいましたが、脚本的には盛り上げ方が上手でミステリーっぽさが

  充実していたと思います。

   出来れば主人公の司馬先生をもう少し引き立たせてあげれば良かったのに。

 

ワーストに関していいますと

1位・・・・ダーティ・ママ

2位・・・・ラッキーセブン

3位・・・・最高の人生の終わり方

 「ダーティ・ママ」は赤ちゃんを防弾ベビーカーで連れまわす刑事に「ありえなさ」を

  感じてしまったのと、部下をベビーシッター代わりに連れ歩く不自然さが目立ちました。

  永作演じる刑事のめちゃくちゃぶりは不愉快だったしね。

 「ラッキーセブン」はやる気のないスタッフとキャストによる馴れ合い物語のように

  見えました。普段は冷めて見える瑛太が熱く見えたんだから相当なもんでしょう。

 「最高の・・・」は葬儀屋と刑事物のミックス版として面白く始まったはずなのに

  そこに「家族問題」が浮上し、兄が不治の病を告白するあたりから失速。

  最終回は見ませんでした

 

他に「科捜研の女」が非常につまらなくなっている事に驚き

若い職員を代えたことや、風間トオルの投入が裏目に出ちゃったかしら?

朝ドラ「カーネーション」も夏木マリになったら、あまり面白いとはいえず

尾野真千子で終わりまで行ってもよかったんじゃないかなーーって。

ブランドの勉強にはなりましたけど。

鈴子の恋」ももうすぐ終わりますが、映美くららの演技力が光りますね。

やっぱり元宝塚トップ娘役だけあって、華やかな衣装をきちんと着こなすし

歌える踊れる何でも出来るっぷりが楽しい。

とはいえ、脚本家が3人くらいで回しているのかな?ちょっと矛盾も見えたような?

つじつまを合わせるのって難しいですよね。

「相棒」は全体的に失速。何度も言うようにやっぱり「敵」の存在がなくなった事で

ドラマの要が消えた感じ。

水谷&ミッチーの不協和音の噂が拍車をかけた?

全体的に重い話ではなく、軽くコメディタッチなものが多かったような気がしますが

もう少し右京さんならではの頭のさえを見せてくれると面白いかも。

4月からの春ドラに期待しましょう。

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天皇陛下、胸水を抜く治療へ

2012-03-20 09:13:28 | 皇室報道

本当に心配です。

 

 天皇陛下、再び胸水を抜く治療へ 

 

 20日、陛下は再び胸水を抜く治療を受けられる。

 左側に相当数、右側にも水がたまっている。

 息切れによりリハビリを中止する事も。

 クウェートからの国賓歓迎行事・宮中晩餐会は皇太子が代行する

 

 医師団は「想定内」と言っているようですが、ここまで長引くとは思っていなかった

  のではないでしょうか?オペ中にも胸水がたまっているのはわかっていたようですし。

  意外と深刻な状態なのかなと。

 本来なら、リハビリ云々より入院して静養すべきお体なのではないかと

   思いますが、3月11日の式典を始め、国賓に会う行事への参加も検討される 

   など、陛下の「公務」への意欲は強い。

   というより、「息子に任せておけない」状態なんだろうと・・・・・

   皇太子には前回、「カメラ小僧」やら色々失態があるし。

   9日の皇太子と両陛下との食事会でも、陛下はこんこんと「代行業務」について

   その意義やら重要性について語っていたというし

    思えば皇太子は52歳。78歳の親に説教される歳ではないのに、よっぽど

   頼りないんだなあと思うと、双方の抱える溝にあんたんたる思いを感じます。

 多分、今、政府や宮内庁がやるべき事は女性宮家云々ではなく、秋篠宮を

   摂政に立てて全面的に公務の代行を秋篠宮夫妻に任せる事

    そうすれば陛下とて無理せず安心して療養出来るでしょう。

 昨日かおととい、トンガのツボウ国王が逝去されました。

   即位式には皇太子が行っています。葬儀には誰がいくのか・・・という話もあります。

   東宮家としては皇太子に行かせたいと思う。

   でも、そうなると代行を秋篠宮に任せるしかなくなり、それはプライドが許さん・・

   という事でジレンマを抱えているかもしれません

   そんな事でジレンマ?プライド?って思うけど、それが今の東宮家の実情です。

 週刊誌によるとエリザベス女王60周年式典への参加は皇太子夫妻で

   調整したいのが宮内庁の意向だとか。そこに前東宮大夫の野村氏の思惑が

   重なり「式典出席」「オリンピック鑑賞」「ロンドン静養」をもくろんでいるとも

   言われています

    こんな調子では陛下が療養出来るわけじゃないじゃないのっ

   隙あらば「雅子様の海外静養」を視野に入れてスケジュール作りをしようとする

   勢力に囲まれているんだもの。

 他の皇族方、旧皇族方もこの際、一致団結して皇室を守るべきでは?

   確かに今上はご成婚の時に禍根を残したかもしれません。でもそれから

   半世紀以上経っているんだし。

   今上にわだかまりがあるなら、秋篠宮を守るという事で何とかまとまれないものか。

   紀子妃は学習院卒だし、秋篠宮家は学習院ネットワークを大切にしているし

   それはそのまま旧皇族や華族との繋がりを大切にしているという事になるのでは。

   このまま反日系外務省官僚一家に皇室を乗っ取られていい筈ないでしょう

   自らのDNAにしかと聞いてみて欲しい。今、何をすべきか。

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平清盛 11回目

2012-03-19 07:50:15 | ドラマ・ワイドショー

 「理想の息子」が終わってしまいました。

今期ワーストと言われたドラマではありますが、母から目線だと奥が深いドラマでした。

でもこのドラマで一番得をしたのは・・・藤ヶ谷君?私も好きになりそう

 

 平清盛 11回目 

 

サブタイトルが「もののけの涙」

誰がもののけなのかというと清盛なんだけど、暗に、NHKのいう所の「王家の血筋」が

もののけと言っているようなもの。

細かく言えば「白河院の血筋」が「もののけ」なんでしょうけど

清盛が崇徳天皇に自らの出生の秘密を明かし・・・色々語る部分に「もののけ」を

感じろという事なんでしょうけど、かなり不敬なんじゃない?

大河ドラマの歴史は長いけど、皇室を「もののけ」扱いしたのは初めてではないかと。

行き過ぎ感があります。

 

それにしても崇徳天皇は可哀想です

せっかく生まれたわが子を東宮にしたかったのに、ナリ子のせいで「皇太弟」に

譲位してしまい、院政が出来なくなるとは

いやはや、恐ろしいナリ子様。

とはいえ、彼女に重仁親王の母親の出自をどうのこうの言える身分かって思います。

どうも「身の程知らず」な登場人物が多すぎて、そこに矛盾を感じますね

当時、院と帝ではどっちが身分が高かったんでしょう?

あんなに鳥羽院があからさまに下座に座って敬語を使う程?

今までの大河では、みたこともないシーンだなあって。

なり子VSたま子のにらみ合いっていうか呪詛のシーン・・・これまた韓国ドラマ

そっくりで。まあ、実際そういう事もあったんだろうとは思いますが、表現の仕方が

日本的ではないような気がします。

女同士のドロドロ跡目相続争いを大河ドラマで見るとはねーー

 

明子さんがお亡くなりになったのは気の毒でした。

とはいえ、清盛が嘆き悲しみのあまりに僧侶を蹴っ飛ばすっていうのは

いかがなものかと (あれ、本物のお坊さんだったそうですよ)

何だってこうキレるの?ここの登場人物は。

その姿を見て清盛パパが「院の血筋を見た」っていうのも解せないです。

最愛の妻が病気・・・治らない・・・死んだ・・・・となれば、陰陽師に頼りたいとか

怒り心頭で嘆くというのは誰でもあることで、院の血を引いているからでは

ないと思うのですが。

とはいえ、暴力はやりすぎ。

でも目が点になったのは盛国の台詞。

恨むなら王家と朝廷を恨め」ってえ・・・・

疫病が流行ったのも朝廷のせいなの?

他罰的だなあ。

あの当時は、平均寿命が短く、特に女性は出産等があっていつ死ぬかわからない

状態にあったわけでしょ?

人の「死」が当たり前に存在していた時代、それを「国のせい。帝のせい」

「朝廷が権力争いしているからだ」とは思わないんじゃないの?

そういう「〇〇のせい」という思想は半島系の思想ですよね?

むしろ自分を責めるのが日本的ではないかと。

「こんなに早く死ぬのだったら船に乗せてやればよかった」とか

「神社におまいりに行かなきゃよかった」とか・・・・

それをモロに国家権力のせいにして、自分が成り代わろうとする考え方は

ちょっと違うような気がするんですけどね。

 

そうそう・・玉木君の義朝君。

あっちこっちで子供をお作りになってすごいなーーと思う反面、せっかく

上半身裸で女性を押し倒すシーンがあったのに、色気ゼロ

人形を倒しているみたいでしたよ。

もうちょっとお勉強しましょうね。

 

 

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復活 2

2012-03-18 17:27:30 | 宝塚コラム

 出演者について

 

蘭寿とむ・・・ネフリュードフ。

       「包容力」を引き出す筈が、逆にそれがない事を暴露してしまった感じ。

       全ての台詞、シーンが能面のように淡々としてて感情が伝わって来ない。

        元は熱い人で色気むんむんだった人なのに、そういうのが全部落とされ

       て冷めちゃった?前楽だったから疲れてるだけ?

蘭乃はな・・・カチューシャ。目立たないのに驚き。娘役の中に埋もれてしまいそう。

       演技力がどうのとかいう前の問題。また、男役をたてるタイプではないので

       蘭寿が引き立たず、自分も埋もれるのは。

壮一帆・・・シェンボック。「静」のネフリュードフに対して「動」のシェンボック。

       生き生きと楽しそうに舞台上を動き回っていたし、アニエスとのやりとりも

       微笑ましく。台詞も一番説得力があったと思います。

       壮はショーでも大活躍で、こんなに朗々と歌う彼女を見る事になるとは

      思わなかった。伊達に学年が上がってはいないんだなと。

       何となく今の花組の中で「陰のトップ」的な存在になりつつあるのでは?

愛音羽麗・・・ソモンソン。むしrネフリュードフ系が似合いそうな人ですが、

        あからさまに下げられてて気の毒すぎました。

朝夏まなと・・・セレーニン。うーん・・・よくわからない。

望海風斗・・・・ミハイル。台詞回しがしっかりしてて、見た目もすっきりしてて

        かなり好感触。エトワールも似合っていたし。結構先が楽しみかも?

月野姫花・・・アニエス。声に観客の好き嫌いが出るとは思いますが。声量も多くないし

        アニメっぽい感じがしますけど、とにかく可愛い。

実咲凛音・・・ミッシィ。大人の女性を演じられる人ですね。ショーでも蘭乃と対の

       シーンが多く、「別格」なんだなあと。

 

「カノン」は面白くないショーでした。

蘭乃はなの体が柔らかいのはわかったけど、それ以外はひたすら壮一帆の

歌を聴きに行ったような感じ。

 

蘭寿とむは花組に返り咲きしたトップで、半分は生え抜きと同じです。

壮とも一緒にやってた仲間の一人でしょうし

だからもう少し組がまとまって・・っていうか、一丸となって蘭寿を盛り上げていくのか

と思っていたんですが。

昨日、見た限りではそういう雰囲気でもないんですね

蘭寿は自分の事で精一杯で、本来の魅力がまだ出てこないし、蘭乃は自分がいかに

踊れるかを披露したがっているだけ。壮はすでに悟って自己流を貫き通し

下級生は誰をお手本にしたらいいかわからず右往左往している状態

前任の真飛聖からは何も学ばなかったようですね・・・・・

さらに未涼亜希の不在で頼りなさが全開した印象があります。

今の花組に必要なのは「熱さ」でしょうか。

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復活  1

2012-03-18 16:54:09 | 宝塚コラム

蘭寿とむが花組トップになって、初めて舞台を見るのね・・・・・

今や、花組って誰が誰やらわからなくなってました。

 

 復活 

 石田先生が描きたかったもの

原作は読んでません。しかし、舞台を見た後、激しく原作を読みたくなりました。

なぜって、結末がはっきりしないからです。

石田先生はパンフレットに「男役は「忍」の役を経験する事で「男役芸」が完成する。

男役に一番大事なのは「包容力」で、これがないのにキザっても無駄・・・という事で

あえて蘭寿に「忍」の役をやらせる事によって男役芸の完成をめざし、蘭寿の「包容力」

を引き出そうとした・・・らしい

それが成功したかどうかは後述するとして。

1時間30分にまとめるには長すぎた作品ではなかったかと思います。

同じロシア文学でもプーシキンでしたっけ?「大尉の娘」(By柴田侑宏)は

かなりうまく出来た作品でしたが。

でも、今回は大急ぎであらすじを観客に伝える事が仕事・・とでも言うように

次から次へと話が展開していくんですね。それって斉藤吉正の「カラマーゾフの兄弟」

と似たような作りで。でも斉藤君よりはわかりやすく見てても違和感なし・・・と

いうところ。

脚本に破綻はないものの、山場もなし。淡々としすぎててネフリュードフの真意が

伝わって来ません。カチューシャに何をどう言われ様と言われっぱなしで、

怒ってるのか悲しんでいるのか・・って思っているうちに振られて20世紀になっちゃった。

みたいな?

ここに宝塚でロシア文学を描く限界を見たような感じがしました。

ロシア文学って非常に奥が深いし、特に帝政を描くにあたっては当時の階級意識

とか革命意識などをきちんと理解した上で原作を読まないと登場人物の感情や

動きが理解できないでしょうし、そこにも伏線がいくつもはられていたり、比喩が

あったりで、とても一筋縄じゃいかないんですよね

「カラマーゾフの兄弟」も原作を読んでから見ると「なんじゃこりゃ?」の世界で

「確かに主筋はああかもしれないけど、作者が言いたかった事はあれなのか?」

と思ってしまう部分が多々あり。

多分「復活」に関しては読む側の解釈も様々で、その点をふまえつつ、当時の政治

状況、貴族階級の退廃、弱い人達の立場などを明確に理解し、その上で彼らの

動きが「偽善」「愛」「贖罪」と考えなくてはならなかったのかと思います。

ゆえに、もう少し脚本を掘り下げていく必要があったと思うんですが、それをやって

しまうと非常に理屈っぽい不条理劇みたいになってしまい・・・

それじゃ宝塚じゃなくなってしまう。

宝塚の場合は「愛」が全てのテーマですし、主人公は「悪」であってはいけないので

ネフリュードフのカチューシャへの対応は常に「真実の愛」という事にならないと

いけないわけですね。

でも、そうなると、カチューシャが愛を重荷に感じつつもやっぱり断ち切れない、

断ち切る為にシモンソンと結婚するという展開が微妙になってしまう

宝塚的にはカチューシャはネフリュードフと結ばれるべきであり、シモンソンは

敵にならないといけない筈なのに。

ここには「法律」「法を守るものの欺瞞」以外の「悪」が一つも描かれないので

結果的にネフリュードフが何と戦っているのかわからなくなり、ラストシーンに違和感を

覚えてしまうのでは?

最初にカチューシャの純潔を奪い、妊娠させたネフリュードフは「悪」

でも、貴族社会ではそれは「悪」ではない。

8年後に再会し、かつてもて遊んだ女性が転落している事をしり、罪悪感にかられ

財産も身分も投げ打って彼女を救済しようとする

でもそれが「善」と言えるかどうか。

回りに責められ、カチューシャに拒まれても尚、助け続け、結婚を考える。

カチューシャの方はそれを嬉しいけど重いと言う。

「それは愛じゃないでしょう?贖罪でしょう?自己満足じゃないの?」

そう問われてネフリュードフは悩む・・・(筈だけど舞台では悩んでないで突っ走る。

一歩間違えばストーカーになりかねない勢い)

やがてカチューシャは「この人を止めないと。彼が幸せになってくれないと私も

また罪悪感を抱えたまま生きるハメになる。でも私と結ばれても彼は幸せではない。

それなら彼を元の場所に帰そう。それが最善の方法」と考え、シモンソンと結婚。

あて馬にされたシモンソンの気持ちを果たしてカチューシャは考えたかどうか。

ネフリュードフはカチューシャの結婚によって「解放」されて、

20世紀をあらたな気持ちで生きる。妙な達成感がある?

でも観客としては「だから何?あれでいいわけ?」と消化不良状態です。

「愛はどこへ行った?結果的に単なる偽善?それとも貴族様の道楽?

どっちだったのよ!!」と詰め寄りたくなる

 

休憩中、パクパクとお昼を食べながら観客の一人が

ロシア文学って難しくて全然わからなーーい」と明るく話していました。

多分、その先にあるものは「でも蘭とむがかっこいいからいいっか

宝塚はそれでいいのよね。

 

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皇室ウイークリー

2012-03-17 08:53:27 | 皇室ウイークリー

ご日程

 

両陛下

3月9日・・・皇后陛下 → 安野光雅展を見る

        天皇陛下 → 皇太子より報告を受ける

3月10日・・・皇后陛下 → 東日本大震災チャリティコンサート鑑賞

3月11日・・・両陛下 → 東日本大震災追悼式出席

3月13日・・・皇后陛下 → 勤労奉仕団に会釈

3月14日・・・皇后陛下 → 勤労奉仕団に会釈

3月15日・・・両陛下 → クエート大使より国賓来日に関しての説明を受ける

 

皇太子殿下

3月9日・・・ウクライナ会議議長に会う(代行)

        通常業務 (代行)

        天皇陛下に報告

3月11日・・・両殿下 → 黙祷

3月12日・・・モンゴル首相夫妻に会う

3月13日・・・通常業務 (代行)

3月14日・・・ドイツ最高j裁判所長官夫妻に会う (代行)

 

秋篠宮両殿下

3月9日・・・紀子妃殿下 → セーブ・ザ・チルドレンチャリティディナー等について

                   説明を受ける

       両殿下・眞子内親王 → 震災からよみがえった東北の文化財展を見る

3月10日・・・両殿下 → 都内戦災並びに関東大震災遭難者の春季慰霊大法要に出席

3月11日・・・ご一家 → 黙祷

3月12日・・・両殿下 → 外務省国際法局長から進講を受ける

       秋篠宮殿下 → 生き物文化誌学会事務局会議出席

3月14日・・・秋篠宮殿下 → 山階鳥類研究所会議出席

                    研究会出席

         紀子妃殿下 → セーブ・ザ・チルドレンチャリティディナー・

                         コンサート出席

 皇太子は雅子妃が病気の為、両陛下の代行をしているわけですが。

   天皇だけでなく皇后の代行も・・・というあたりが違和感。

 3月11日の黙祷は東宮家は夫妻のみ、秋篠宮家は一家で・・・という違い。

   これはどういう事なんでしょうか?

 3月11日の皇后陛下の喪服姿は、和服の方が動きやすくもし、陛下が躓いた

   時に手助けできるようにとの皇后陛下のお考えだそうです。

   式典に和服に関しては私は異議なしです。

   明治以降、「洋装令」というのが出て、皇族の公式行事出席の服は全部

   ローブ・モンタントやらデコルテになったわけですが、そろそろそういう習慣も

   なくしていいんじゃないでしょうか?

 

 暴露される雅子妃の「奇行」・・・体調の波 

 今週発売の全ての雑誌に共通している事。

 皇太子夫妻が陛下のお見舞いに行った3月1日以降、雅子妃は「体調の波」

  が来て、昼夜逆転現象。部屋に引きこもって出てこない状態。

 3月3日、東宮職 → 千代田に「明日、退院のお出迎えに行きます」と

  連絡あり。

   千代田側 → 夜勤者を延長させSP及び警察を待機させて待つ。

   秋篠宮家は東宮家に遠慮して半蔵門ではなく桔梗門から入る。

   しかし、結局東宮家は来なかった。

 千代田側 → 小町大夫が「お召しがなかった」と発言した事に怒り。

 皇太子&愛子内親王だけで参内すると雅子妃の機嫌が悪くなるので

   結果的に参内せず。

 3月9日。学習院PTAの食事会を雅子妃がドタキャン。

   予定は陛下の入院時に決まっていて、店の選定にも雅子妃は積極的

   だったにも関わらず当日のドタキャン・・・

 未だに参内せず。

 

 3月4日のお出迎えをドタキャンしておいて、小町大夫が「お召しがない」とか

  「陛下の体調のよろしい時に一家で参内したいとお伝えしている」と言った事が

  波紋を呼んでいます。これじゃまるで陛下が呼ばないみたいでしょ・・・・と。

   そうじゃなくてあっちが来ないのよーーって事なんでしょうね

 昼夜逆転現象で「何もしない」状態が続いているという雅子妃。

  昼に起きて食べて寝て・・・って感じでしょうか?

   お気の毒にね・・・ そのせいかどうか、愛子内親王は16日の終了式を

  1時間遅刻したそうです。でも欠席しなくなっただけでもいいっか。

 3月1日にせっかくお見舞いに行ったのに、スキーもスケートもダメって言われ

  さらに皇太子のフランス行きもダメになって「抗議」のひきこもりなんでしょうか。

 

 

 

 

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女性宮家・・・藤村官房長官はわかってない?

2012-03-13 17:16:31 | 皇室報道

 昨日の国会中継は「女性宮家」で紛糾したようですね

途中で審議が止まると音声もなくなるんだーー目の前で隠し事されているような気に

なりますよね。

という事で、昨日、自民党の有村治子議員と藤村官房長官&野田総理のやりとりを

ちょっとだけ書き起こしてみました。

 

有 村; 皇位継承の原則は何ですか?

藤 村; 世襲にあります。万世一系の。

有 村; それが最大のコメントですか?

藤 村; (憲法1条を言い始める)皇統というのは歴代の天皇が繋がる血統。皇族とは

     天皇の一定の親族で皇位の世襲を維持するため制度上一般の国民と

    立場を異にしている・・皇族は天皇・皇后を父とし男系とは書いていないが

    たまたま今まで男系だったということです。

有 村; 男系で125代まで来たという事が言えない民主党に危うさを感じる。

    男系の重さをどう受け止めていますか?

野 田; 125代まで男系を続けてきた重みは踏まえていく。

有 村; 男系と女系の違いは?

藤 村; 男子天皇の直系で男子であること。

有 村; 天皇の直系でないのが女系とでもおっしゃるのか。

(中断)

藤 村; 先程憲法1条で男系男子の継承を書いてる事であります。それで

   あの・・男子天皇の直系で女性であっても男子です。女子は天皇であっても

   女性の子は女系です。

(中断)

藤 村; 男天皇と男性のみでつあがる子孫を男系子孫といいます。それで

   これ以外のつながりの場合を女系という。男系女系とわず女子の子孫は

   女系となる。

有 村; もう一度。

藤 村; 天皇と男子のみでつながる子孫を男系子孫と呼ぶ。それ以外のつながりを

      女系という。男系女系をとわず女子の子孫は女系となる。

有 村; 女系天皇は今まで存在しましたか。

藤 村; 女性天皇はいましたが女系天皇はいません。

有 村; 男系で125代を継いできたのは皇室の尊厳・信用を守る為の日本民族

    としての知恵ではないでしょうか?

野 田; 今回の議論は男系女系ではなく、長い伝統を踏まえると、男系という事を

      重く受け止めなければならない。その一方で皇室活動の安定性等

      天皇皇后両陛下の公務の負担を考えるとどうしたらいいかという中で

      女性宮家の議論が出て来ている。

有 村; 男系女系もわからない、今上が何代かもわからない人が幅を

    きかせている事についてはどうですか。

野 田; 125代がわからないというのがわからない。官房長官は性格に定義の

     話をしようとしたのだと思います。基本的には理解されている。

    その中で皇統のあり方とは別に議論をしている。

 

有 村; 「女性宮家」を最初にスクープした読売によると、宮内庁長官が提言したと

      あり、その後、朝日では否定している。どちらが本当なのか。

風 岡; 宮内庁は制度上のあり方について何かいう立場にない。

有 村; 民主党は勇み足で女性宮家を言い出したのか。

風 岡; 皇室の業務の安定等について話したが、宮内庁がこうしてくれと言った事は

      ない。

有 村; 女性宮家創設は陛下のご意志なのですか?

風 岡; 陛下は何も発言していません。

有 村; 女性宮家は陛下の意思ではないのです。

 

 藤村官房長官は実は何もわかっちゃいないし、何もわかる必要はないと

   思っているんでしょうね。それは民主党全体がそうなんじゃないの?

   どこぞの妃殿下と同じで「伝統がなんだ、家柄がなんだ、権力が学歴が

   金がなければ意味がない」と思っているんじゃないかしら?

 野田総理の「皇統の問題と女性宮家論議は別」というしつこい繰り返しも

  実は野田総理が「女性宮家創設=女系天皇」必ず皇統に繋がっていく話なの

  だという事を理解できていないんじゃないかと思います

  だって、皇統に関わらない女性宮家創設なんてはっきり言って無駄じゃない?

  両陛下の公務の重みというのは、他の女性皇族が簡単に背負っていいものでは

  ないのですから。

 宮内庁の風岡氏も女系派といわれているけど真実はどうなんだろう?

  その彼が「宮内庁としてこうしてくれと言った事はない」と言い切ったのは

  やはり陛下のご意思と思わせてはいけないから?

  という事は、要するに何で「女性宮家」という問題が出てきたのか?

  単に皇室活動云々なら内親王は一生皇族でいればいいだけの話。

  わざわざ夫と子供も含めた「宮家」にしなければならない理由は?

 皇族が減って一番困るのは、実は「宮内庁」なんじゃ?

   皇族が減れば宮内庁の規模も縮小せざるを得ないし、皇位継承権を持つ

   皇族がいなくなれば宮内庁の「格」に疵がつく。

   今まで「宮内庁?へえ、すごい」って言われていたのが「あ、宮内庁か」に

   なるだけの話なのかもしれないけど官僚の方々にとっては死活問題なのかも

 悠仁親王は天皇になるから、「天皇家」

   眞子内親王・佳子内親王は結婚されて皇室を離れる、あるいは終身皇族として

   弟と支える姉宮になる。

   宙い浮くのは愛子内親王。

   「天皇の娘」から「天皇のいとこ」になるわけで・・・・

   予測として、彼女は公務はしないでしょう。成長すればする程公の場から

   遠ざかる事は目に見えているけど、それじゃ何をしているんだ?みたいな話に

   なり・・・その頃、母の雅子妃がどうなっているのかわかりませんが

   生きている間は既得権益をむさぼるものの、一人ぼっちになったらどういう立場に

   なるか。愛子内親王仕えている人たちの得がないのよね

 そんな先の事まで見越しているとは思わないけど、とにかく「皇位継承権を持つ

   息子」「持たない娘」では扱いが違うのが天皇家。

   今はやりたい放題の東宮家がやがて「天皇一家」となっても、国民もマスコミも

   その頃は「秋篠宮皇太弟一家」に向きますよね。そうなったらますます批判が

   募るでしょうし ある意味、必死なんだなあって。

 

 

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平清盛10回目

2012-03-12 17:41:42 | ドラマ・ワイドショー

本当に韓国史劇を見ている気分になるんですが・・・・

 

 平清盛10回目 

 

タイトルが「義清散る」でした・・・散るって死ぬ事だと思っちゃう人がいるよね?

まさか出家する事とはっていうか、自分で髷を切って終わりみたいな?

最終的に義清は「恋」のリード役をしてきた筈なのに気がつけばたま子さんと

鳥羽上皇の間で漣をたてる程度の役回りだったと 

壮大な純愛ストーリーだと思ったら、ただの道化物語だったという話。

「人を愛するという事を知らなかったのは自分だ」と気づくのが遅いのよ。

大体妻も子もいるのに、堂々と宮中の女性を手玉に取り、清盛の屋敷に行けば

「素敵」と侍女さん達に誉めそやされ、ちょっといい気になってた?

たま子の心もすっかり掴んでいたつもりだったんでしょうけど、

実はたま子は「水仙を掘り起こす」事で鳥羽上皇への愛を表現。

それに怒った義清はなんとっ たま子の首を絞めちゃう。

こういう・・・なんていうか、突如火病を起こすようなヒステリックな行為の繰り返し

が日本人らしくないって言うか、日本人ならいくら何でも女院様の首を絞めたり

しないだろうと思い。

そしててっきりこれで断罪されるべき所を、鳥羽上皇は「お構いなし」

何で?と思ったけど、鳥羽上皇いわく「たま子にそんな執着はないので、義清が

何をしたって罪にはならない」と言い放つ。

本当は「たま子」に疵をつけたくなくての思いやりだったんだろうけど、こういう

憎まれ口を利いて「してやったり」と満足する上皇の偏愛

いつも人の心を深読みできないたま子は素直に傷つくという話。

 

ここで、清盛の出番はないんだけど、突如、たま子に「無礼を働いたのは自分」

だと名乗り出るあたり、変だと思いました。

いくらなんでもそこまでする義理はないし。部外者の清盛がそういう事をいう

事自体おかしいって。

この脚本家にいいたいのですが。

想像豊かなのはすごくいい事だけど、宮中や武士を扱う以上、ありえない事や

書いてはいけない事があると思うんですね。

先週のナリ子がたま子より上座に座る事もしかり。公卿が上皇より先に席を立つ

事しかり。

今回も同じです。

頼長が上皇に話があると言って参内した所に使いの者が来て、上皇はそちらを

優先しようとした時、頼長は「話は終わっていませんが」というんですが。

これは現代でもありえない話。この脚本家は上下の礼儀を知らないのか?と思います。

雅仁親王の元服の儀の衣装も。東宮じゃないので普通に黒だと思うんですが

よく見ると薄紫。濃くないからいい・・・で済まされないような?

真っ赤な直衣も何とかしてーーとひとしきり。

(清盛がいつまで経っても汚らしい格好なのは何で?あまりにもひどすぎ)

 

さらに、雅仁親王に出会ったナリ子が

「あなたは鳥羽院より白河院に似ている。もしかしてあなたも白河院のお子

なのでは?」

といい、それを聞いてたたま子が「おやめ下さい。ナリ子さま」と掴みかかる

シーンがありましたが。

これこそ ありえないっ

そもそもナリ子さんが親王様に対して出生にまつわる事を廊下で大声で

話すなんて下品な真似。しないでしょう?女房同士ならあるけど。

さらにたま子がナリ子に対して敬語を使いながらつかみかかるっておかしい。

身分上はたま子が上なので、「下品な物言いはやめなさい」と一喝すればいい

事。あとは堀川局にでも全てを任せて、やんごとなき人は無表情で去る・・・のが

正しいのです。

こんな風にすぐに感情的になる武士やら貴族やら。

ここらへんがすでに韓国史劇だなあと思います(女人天下そっくりじゃん?)

 

さらにナリ子が崇徳の正妻・聖子の養子に我が子・九宮を・・という話も

ここでは素直に子供のいない崇徳の養子に・・と切り出すべきでは?

聖子の養子(連れ子)のような立場で次期東宮になれるのかな。

でもわざわざ養子にしなくても歳の差からいったら、ただ待てばいいだけの

話だったのでは?

「源氏物語」の刷り込みのせいなのか、宮中でお后が自分の子供を天皇に

しようと画策するって・・・あまりみないよね。

むしろ、后の父親が暗躍するんじゃないかと思うんですが 

ナリ子さんは身分が低いとはいえ貴族の姫なんだし、あそこまで下品じゃなくても。

 

さらにっ 「強訴」の説明で「王家や朝廷に・・」という言葉が流れ、また違和感。

やっぱり「皇家」を「王家」にしているだけだよね。

毎回しつこいほどに出てくる「王家」という言葉。これがある限り皇祖神のたたりで

視聴率は上がらないと予想。

 

ラストはさらにびっくり

何と、義清くん、娘を突き飛ばしちゃった・・・・・

それって「俗世の縁を断ち切るため」には見えません。ただの虐待。

その前にたま子の首を絞めるシーンがあるのでよけいに増幅されちゃった?

それに義清君、出家するなら静かに寺の門をくぐるべきだったのでは?

あの「自ら髻を切る」シーンは、宦官になる少年が自ら切り落とすような印象に

見えました。(BY「王と私」)

 

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韓国史劇風小説『天皇の母」44(フィクションかも)

2012-03-12 16:56:44 | 小説「天皇の母1話ー100話

1987年から1988年、そして89年にかけて皇室には嵐が吹き荒れた。

1987年9月、天皇が入院した。

病状は伏せられていたし、何分高齢という事で国民はあまり疑問を持たなかったのだが

実は「ガン」であった。

その昔、長女テルノミヤをガンでなくした天皇は「我が家はガンの家系ではない筈」

おっしゃったそうだ。

なのに、今度は自分がガンになってしまうとは・・・

世代交代の波が押し寄せてこようとしている。

 

ますますヒロノミヤのお妃問題が重大化している。

天皇が生きている間に慶事を、次代の皇太子妃を決めようとオモテもウラも

やっきになっている。

ヒロノミヤは好むと好まざるとを得ずに次から次へと女性と引き合わせられた。

大企業の社長令嬢、旧皇族令嬢、旧華族令嬢・・・・しかしどれもうまくいかない。

その理由は「お妃候補」に挙がった途端、女性の方から「辞退申し上げる」との

意向を示され、さっさと結婚されてしまうからだ。

自分が全くモテない事実はヒロノミヤにもわかっていた。

僕はアーヤのような社交性はない。背も高くないしハンサムでもないし

弟はますます背が伸びて180センチにもなっている。

最近はひげをはやしたり、金のブレスレットをしたりして物議をかもしているけど

でも人気者だ。結果的にいつも自分の目の前には弟がいる・・・と思わざるを得なかった。

そう思うと、自分がいいと思ったオワダマサコを否定する宮内庁の面々は 

いやがらせしているのかも・・とすら思う。

まさか、その間、かのオワダ嬢は追いかけてくるマスコミに対して

どこの社なの?名刺出しなさいっ!」と指差し恫喝している事など

知りようもなかった。

ヒロノミヤの目に浮かぶマサコははきはきとした聡明な女性で、外国語に長けて

一般的知識が豊富な魅力的な女性だった。

マスコミ的には直感としてヒロノミヤのマサコに対する執着が見てとれたから

次第に取材攻勢は激しくなっていく。

アサヒ新聞の女性記者は上司に「マサコさんとデートして来いっ」と命令されて

計16回も食事をおごり、プレゼントを贈った。

官僚向きの性格なのか、マサコは「接待される」という事に遠慮した事がなかった。

食事をご馳走します、飲みに行きましょう、映画のチケットが手に入りました、

お誕生日おめでとうございます・・・と誘われる度に当たり前のようについてきて

当たり前のように食べて飲んで貰っていく。

これ、ちゃんと経費で落としてくれるんでしょうね」と記者は上司に文句を言った。

最初は必死だったけれど、次第にマサコの気まぐれな性格が出て来て

ドタキャンされたり、暫く連絡を絶たれたり・・と、その度にプレゼントと電話攻撃で

自分を忘れないようにアピールする。

疲れてくるけど、食べたり飲んだりする席ではよくしゃべる事は間違いない。

とはいえその情報の信憑性には疑いが・・・・

ヒロノミヤ様ってどんな方ですか?」

普通の方」

普通って・・優しいとか?気遣いがとか?」

いえ、そういう意味ではなく私がいうのはユージョアリーの普通という意味です。

ごく一般的とでもいいましょうか」

ヒロノミヤ様とはどんなお話をしましたか?」

いちご大福を食べた事がないとか。あの人、いちご大福を知らなかったのよ。

信じられる?だから今度お持ちしましょうかって言ってあげたら喜ばれたわ」

まあすごい。じゃあ、マサコさんもヒロノミヤ様の事を好き?」

「どうして?いちご大福と好き嫌いに何の関係があるの?」

「だって、今度お持ちしましょうかって」

いやね。いちご大福も知らない人を好きになる自分が想像出来ないけれども」

だって・・何度か東宮御所に招かれて・・・行ったんでしょう?」

それは俗にいう興味があるからというか、真に生物学的な興味の対象?」

わけがわからん・・・記者は頭を抱えた。

本当にこの人をヒロノミヤは好ましいと思っているんだろうか?

この女性、一度も「今日は私が(払います)」と言った事がない。

自分よりもずっとずっとお金持ちに生まれているのに。

こういう人、官僚にはいるよなあ。3流の政治家とか。

あ・・・韓国に昔いたという「両班」気質かしら?

じゃあ、マサコさんとしてはこの先、外交官になって世界に羽ばたくのが夢?」

「自分としては深く考えた記憶はないけれども、アメリカで培った英語力と

留学経験を生かして何か出来るといえば、やはり外務省で外交官になる事かしら?

私は小さい頃から父と一緒に海外で暮らしていたので、そこでは様々な場所へ

行ったわ。セントラルパークとか、モスクワの赤の広場とか。父のお友達には

有名な政治家も沢山いるし、部下もまた学歴と経歴がハンパじゃない人達。

だから海外で暮らして、そういう人達と色々語り合うというのは自分にとって

非常に自然な行為なの」

だから・・・・?言いたい事はなんなんだろう。

外交官が天職って事ですね?」

そうともいえるし、いえないともいえるし

メモりながら酒の勢いも手伝って、すっかり理解不能にされてしまう。

これがこの人の手なんだろうか。

正直、翌年、彼女がイギリスに留学した時はほっとした。これ以上たかられるのは

いくら経費でも嫌だなと思ったのと、彼女の要領をえない話し方にはつくづく

うんざりしたからだった。

 

無論、ヒロノミヤはそんな風に馬鹿にされている事も知らない。

天皇ご不例で、両親はますます忙しくなり、一方、皇太子妃の母も具合が悪いと

きている。皇室全体が暗い雰囲気の中でヒロノミヤに出来ることは

ただ何事もなく微笑む事だけだった。

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東日本大震災から1年

2012-03-11 15:02:29 | つれづれ日記

黙祷・・・・・

 

小さい頃から8月に行われる「追悼式典」の映像はよくみていたし、黙祷も捧げて

きました。でも、正直、自分が生まれる前の出来事だし遠い雰囲気があったのは確かです。

でも、今日、国立劇場で行われた式典はわずか1年前の出来事で、

ここで初めて「追悼式典というものはこういうものか」と理解した次第です。

 

野田総理の言葉・・・ごめんなさい。私には「原発」のことしか耳に入りませんでした。

「福島」さえよければいいのか?とも受け取れてしまって。

総理大臣にとっては津波や漁業の壊滅より原発を守る事なのかなあって。

 

陛下はあまりお具合がよろしくないのかも・・と思いつつ、しっかりと歩まれているのを

みてほっとしました。皇后陛下はお着物で。珍しいな・・・と。

 

あの日の事を思い出すと、今でもドキドキします。

とにかく揺れが長かったんです。いつまでもおさまらない・・・永遠に揺れているんじゃ

ないかと思った程。

普通、大きな地震っていうのは短い筈なのになぜ?何が起きているのか?と

揺れ始めて多分、2分か3分後に世界が終わるような恐怖感を覚えました。

その後は、外に出るも寒くて寒くて。結局マンションに戻りました。

保育園に行くと、子供たちは帽子を被って1室に集められていました。

早く迎えにこられる親はいいけど、あの日はきっと一晩を保育園で過ごした子も

いたでしょう。「夫と連絡がとれない」と言っていた人もいましたし。

 

ああいう時はとにかく情報が欲しいものですよね。

テレビはつけっぱなし。余震の中でパソコンを立ち上げあっちこっち見ている自分。

どうせ電車は動かないだろう・・・旦那は帰って来ないだろう・・・と思ってはいたけど

もしかして動くんじゃないかってテレビを見続けていました。

渋谷とか新宿駅前のバス停には走るあてもないのに、沢山の人が押し寄せてきて

何とか帰ろうと必死になっている。

通勤圏内のこの距離がひどく遠くて果てしないものに思えました。

都内にいた人達の感覚はちょっと違っていたようで帰宅難民になったのは

不幸だったけど、まさかそこまでの大災害というイメージでは受け取っていなかったよう。

「そんなに揺れましたか?」なんて、後から言われてびっくりしたり。

千葉県では津波被害と同時に液状化が大変な事態になっていたし、身近な

建物でも瓦屋根が落ちているのをみたりして、やっぱり心が痛かったんだけど

わずか電車で30分の距離でも東京の感覚とは違うんだなって思ったり。

 

あれから1年です。

テレビでは奇跡的に事業を再開した人達を取り上げたりしていますが

みんながみんあ勝ち組じゃない。

ほとんどは今も途方にくれている状態だと思うんです。

そりゃあ壊滅的になったかきの養殖が復活したり、漁船が海へ出たりって

それは嬉しいけど、町としてどうまとまって復興していくか先が見えないでしょう。

何度も書きますが都市は復興が楽ですが、地場産業に守られた田舎は難しい。

人が一旦流出したら戻ってこないしお金はないし。

政府は今の所、原発の方が心配かもしれないけど・・・もうちょっと北の方にも

目を向けて欲しいです。

沢山の失業者が出ている現状をどうするのか。

時間が経てばたつほど打ち捨てられる運命の人達を救い出して欲しい。

津波が襲った町・・・・あのまんまだけど、この先堤防を築く予定は?

首都圏の直下型地震が起きたら、やっぱりまた津波の心配があるでしょう?

住民の集団移転もままならず、何もない場所でお仕事を再開している人たちも

いるのに。

福島も同じ。堤防は?作らないの?

なーんか、釈然としない1年でした。

 

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